2005-12-03

笑いで健康に!  NO 1352


 日本笑い学界会員で落語作家でもある「サンサンてるよ」さんの講演を拝聴した後、久し振りに「生」の落語を聴いた。

 桂蝶六さん「噺」は「ぜんざい公社」で、随分昔に師匠であった桂春蝶さんがテレビで演じておられた光景を思い出し、桂一之輔さんの「噺」も面白く、枕の小噺で客席が沸いていた。

 シナリオ学校の先生方とゲストのお二人が来社されてから舞台設営の変更、一段高くすることに。それから照明の調整から音響チェックに進んだが、音声反響が強いところからマイクの集音を最低レベルに。

 客電の流れが決まり「お囃子」も決定、まずは講演から始まったのだが、ここで予想外のハプニング発生、DVDが何かの原因で投影できない。

 2人の女性スタッフが調整するが、一向に映像が出てこない。<講師に申し訳ない>と思いでやきもき。やがて1人のスタッフがその場を離れ事務所に行ったみたいだが、ミキサー担当の私は動けない。

 講義の中間部分に差し掛かる頃、やっとスタッフの姿が見え再挑戦、そこで映像が出てきてホッとした。

 原因は何かの影響で「磁気」がおかしくなっていたようで、パソコンに入っていたものを新しく録画してきたそうだ。

 機械というものは怖いもの、リハーサルで問題がなかっても本番に予想外の事件が勃発する。ハプニングをハプニングでないように解決したいが、刻々と過ぎる時間の中で原因究明は焦りが生じる。「焼き直し」という行動に出た結果は正解だったと考える。

 いつも教えている「?」「羞恥心」「if」の三つの原則だが、今日はその部分に隙があったと言えるだろう。

原因を突き止め、二度と発生しない対策を講じなければいけないし、講師さんには申し分けないが、ハプニングの恐ろしさを学ぶ貴重な体験となった気がする。

 講師の彼女は薬学の専門家でもあり、見るからにインテリジェンスを感じるお方。センスのよいスーツがピッタリ、時折に混ざる大阪弁が楽しく「10年長生きしましょう」のテーマらしい講義となった。

 夜はお寺で檀家さん達の恒例の忘年会に参加、今日は隠し芸ではなく「お説教」みたいなお話をさせていただいた。

  昨年までのゲストは講談師の「旭堂南海」さんだったが、今日はお弟子さんである「旭堂南湖」さん。来年に結婚するそうだが、新婚の届けを出すと月に2万円 で5年間の援助金が大阪市から支給されるそう。財政困窮の大阪市が<こんなことまで!?>でと驚いたが、彼の紙芝居の芸が大好評を博していた。

 来年は記念会として盛大にやろうという意見が出て、弊社のホールを会場にしてプロデュースを依頼されることに。出席者の中にコンサートの来場者も多く、すぐに賛同の流れになった。

 総代さんのお一人がジャズの大ファン。先月のジャズコンサートのことを知られて「次は絶対に知らせて」と懇願され、ご住職の娘婿さんが音楽に造詣深いことも知った。

 音楽の趣味は話題の中で<この人が!?>」という意外性が多い。カラオケを楽しんでおられた方々も興味津々のご様子、シーンのメンバーが一挙に増えそうな嬉しい雲行き。たくさんのお土産を頂戴して帰宅した。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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