2002-08-31

ショック 反省    NO 181

この1週間、ちょっとハードなスケジュールとなった。そこで、いつもお世話になっているお医者様に行った。

 2週間に1度は訪れるこの医院は、私の体のデーターをコンピュータで把握され、毎回適切なアドバイスを頂戴している。

 名前が呼ばれ、診察室に入ると、「無茶をしていませんかな?」と訊ねられ、ちょっとお疲れモードですと応えると、「新しい検査機器が入ったよ。5分で済むから検査をしよう」と、別室の検査室に入ることになった。

 その新鋭機器というのは、両手両足の血圧計測を同時に調べるシステムであり、主に動脈硬化の度合いの測定が可能で、「血圧脈波検査」と呼ぶ装置だそうだ。

 検査が終わり待合室で待っていると、5分も経たない内に診察室に招かれた。
「何をされてきたのですか? とんでもない数値が出ています」

 椅子に掛け、インフォームド・コンセントのひとときとなる。様々なデーターの結果と説明を受ける。

 20年前ぐらい前から高血圧と診断されている私は、まめに検査を受けてきていたが、
グラフと数字に表れた結果を見ると衝撃の数値が出ていた。

 動脈の詰まりは正常値の範囲内で安堵したが、動脈の硬さを表す数値がとんでもないほど高く、男性年齢平均数値から判断すると、なんと85歳と言われたのである。

 解析結果には、右も左も「同年代の平均値と比較して高値です。かつ基準値1400/sを超えています」とコメントが明記され、グラフの男性平均ラインの接点を辿ると、確かに85歳のところ。実際の年齢よりも30歳も老けているということ。

 先生のお言葉によると、運動不足、喫煙、ストレスを何とかしなければならないとのこと。生活習慣の改善につとめると共に、定期的にこの検査を行なうことを勧めますと続けられた。

 頂戴した資料によると、動脈硬化の進行を放置すると、それが心臓に酸素や栄養を供給している冠動脈に起これば「狭心症・心筋梗塞」。脳の血管がもろくなれば「脳出血」。詰まれば「脳梗塞」。足の動脈に起これば「下肢の壊死」につながる可能性がありますとあった。

 可能性とは危険性のことではないか。葬儀で人を送っている自分が送られる立場になるとの危険信号。少しでも生活習慣の改善につとめようと真剣に考えている。

 振り返ってみれば、最近、全く歩いていない。電車や車に乗っている時間が多く、運動不足であることは確実。今日から歩くことからでも始め、10日ぐらい後に再検査をと思っているが、その時、取り敢えず、75歳になっていることを目標にしている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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