2006-07-07

若葉に爽やかな風が  NO 1558


 友人の1人が7月1日から禁煙した。それは値上げがきっかけとなったものではなく、半月ほど前、ふと私がアドバイスした言葉からだった。

 退院後に続く頚椎に因のある私の両手の痺れだが、「両手に症状が出るということは、頭の中に原因がないということ」と言われた医師のアドバイスを話し、「片手がおかしかったら脳の問題を考えるべき」と言ったのは一ヶ月ほど前のことだった。

 また、その際「痛みを抑える薬は多いが苦しみを抑える薬はないから肺の病気にならないように」と伝えていた。

  先月末、その彼に異変が起きた。片手に軽い痺れを感じるようになり、私の言葉が気になって病院で診断を受けたところ軽い「脳梗塞」の症状が出ているとのこ と。そして、ついでに肺の検査も受けたら「何の仕事を」と詰問されてびっくり、そこでレントゲンの結果を耳にして衝撃を受けたそう。

「あなたの肺は、肺を痛める職業病みたいな症状がある」という医師の言葉に耳を疑った彼、そんな仕事とはまったく縁遠い職業に従事していたからである。

「では、何が?」と確認したら医師の言葉は「タバコです」の一言。「脳梗塞にも最も悪いのがタバコです。死にますよ」で禁煙したそうだ。

  彼の肺が今後によくなることは難しいが、少なくとも悪くなるパーセンテージが極めて低くなり、脳梗塞の薬物治療が始まって痺れも治まってきたという。考え てみれば、彼も病気と寿命の異なりを学んだ体験となったようで、「葬儀屋に命を助けられたわ」なんて笑って感謝をしてくれた。

 ソフトバンクの王監督もご入院されるそう。胃の手術ということだそうだが、自分が手術した時のことが甦ってくる。間違いないことは、今、医学は想像以上に進歩しているということ。またカッコいいユニホーム姿が見られると確信している。

 さて、塾生の一人が私と出会って悩みが増えたと言っていた。そこで返した言葉は悩みは成長の機会で「源」ということだった。

 子供の存在がありやがて孫の誕生がある。次々に孫が増えていくことは幸せで喜びになるが、同時に悩みが増えることになるのである。
 熱を出したら心配するし、事故に遭わないか? 変質者に連れて行かれないか? そんな心労が生じてしまう。それらは幸せの裏側に秘められた不幸とも言える。

 七夕には「さらさら」という言葉がマッチする。そんな日に嬉しいメールがあった。塾生の一人がブログを発信したという報告だった。

 タイトルは「若葉のつぶやき」だが、しばらく見守ってから皆様に紹介させていただこうと考えている。

 発信人は、過去の「独り言」に登場した人物でもある。彼女が塾生仲間のブログに寄せたコメントに「イカしたオジサン」とあったのを、私が勝手な思い込みで「イカレたオジサン」と勘違いをした出来事の張本人。若葉マークの似合う?かわいい女性である。

久世栄三郎の独り言(携帯版)
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