2007-06-22

人生に於ける財産  NO 1896


 昨号で書いた学生さんが朝から来社、九州の実家のお婆ちゃん特製の「紫蘇ジュース」を頂戴した。手提げ袋の中にお母様が手作りされたメッセージカードがあり、美味しい飲み方の解説を教えてくださっていた。

 学生生活も充実されているようで安堵したが、アルバイトで学ばれた体験を聞きながら、父親みたいな心情になり「絶対に被害者にならないように気を付けなさい」とちょっとだけ説教も。

 ふと手にされていた文庫本に目が留まり、それが「徒然草」であることを知り「昔の文学が好きなのです」との言葉に、私の愚書「葬儀屋七万歩才あの世の旅」と「悦生」の2冊をプレゼント。また「変なオジサン」と呼ばれる人が一人増えることになるだろう。

 自宅に戻って妻に報告、しばらくしたら得意そうに「あれね、牛乳に入れて飲むと最高だったわ」と、もう試飲している。それはカードに書かれていた最も美味しい飲み方を参考にしたようだが、如何にも嬉しそうな表情であった。

「そうそう、お礼のメールを送信して欲しい方がもう一人いらっしゃるの。お願いね」

 それは、宅配便で届いた淡路島の特産物でびっくりするような大きさだ。恵贈くださった方と面識のある近所の蕎麦屋さんにお裾分けしたら大感激、昨日に頂戴してきた焼茄子のお返しになったみたいで嬉しかった。

 振り返ってみると、多くの素晴らしい方々との出会いがあった。その全ての方々が私の人生に於ける何よりの宝物のようで、出逢い、巡り会いという「ご仏縁」に手を合わせる毎日である。

 バタバタしていてお礼のメール送信が送れてしまって申し訳がなく、日付が変わってから送信し、この「独り言」を打っている。

 夕方、冒頭に登場された娘さんのお母さんからも電話を頂戴した。今春に来阪された際にお会いしたが、それは娘さんに良く似たインテリジェンスをを感じる素敵な女性だった。
娘さんのことを「よろしく」とおっしゃられたご心情を拝察すると自分もそうであったことを思い出す。娘がイギリスへ留学したりアメリカに在住していた時の親の思いとは言葉で表現出来ないジレンマさえあるもの。どうぞ見事に卒業の日を迎えられることをと願ってしまう。
  そうそう、今日の結びだが、作号にあった大規模な記念祝賀会の件だが、取り急ぎ招待案内の原稿を創作したものをメールで弊社の本社に送信し、整理してファ クシミリで先方へ送信して貰ったら、夜に社長さんからお礼の電話。「あれで結構です」ということでプロデュースの重要な第一段階の仕事が終わってホッとし た。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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