2016-03-19

風邪が少し楽に  NO 4798

優先パス今日の写真は昨日の号で触れた外国の空港に到着する前に機内で貰った優先レーンのパスだが、現地で国内線に乗り継ぐ時間が短かったので助かったのは事実だった。

成田から日本航空で早朝にシドニーに到着するが、同時間にあちこちから到着する便が重なるので入国審査の混雑は驚きだったが、このパスのお蔭でパース行きのカンタス航空にぎりぎりで間に合った。

搭乗口へ行くと我々2人が最終搭乗だったみたいでびっくりしたが、機内に入って着席した時にどっと疲れを感じたことを憶えている。

昨日の夜のニュースを観ていたら国会の光景が物議になっていた。元大臣だった女性議員の姿だったが、答弁している大臣の横で携帯電話の画面を見たり読書を始め、しばらくすると大欠伸をして居眠りをするひとときもあった。ネットでは「さっさと辞職させろ」という指摘の言葉もあったが、過去に団扇で問題になった人物で涼しそうな表情で感じていなかったのではと疑問を抱いた。

さて、「幸せ列車」の「10年前の独り言」を見ると、大手術を受ける前日となっていてその日の光景を思い出した。

担当医から「98%の成功率ですから」と説明されていたが、「2%に」想像以上の恐怖感を覚えたのだが、自身がゴルフのティーグランドに立った時に、バンカーや池があっても「80%もOKゾーンがある」というプラス思考だったことを思い出し、手術室に入ってスタッフの皆さんに頭を下げて挨拶を済ませ、自分で手術台に上がったことも記憶している。

あれから10年の月日が流れている。不摂生していたことが原因でそれからも何度か入院したし、後遺症を伴う大病も患ったが、こうして「独り言」を発信している奇跡の命を与えられて「生かされて」いる。使命とは文字通り「命」を「使う」ということだが、何かを伝えたり残すことも責務のよう。

風邪の微熱から4日間休載していた「幸せ列車」の「短編小説 女将シリーズ」も今日から再開をした。今日の号ではある寺の住職が本堂で往生される出来事に触れておいた。これを読まれたら人生観に変化が生じるかもしれない。

人はこの世に一人で生まれ、やがて一人で出立をする。その間が人生ということになるが、生き様も死に様も人によって異なるのは仕方がないが、この世に生を享けた以上、死亡率は100%であることだけは確か。

鉄道ファンにも「録り鉄」「乗り鉄」「撮り鉄」「食べ鉄」「飲み鉄」もあるそうだが、その列車が運転されなくなる最後の列車を認識することを「葬鉄」と呼び、北海道新幹線の開業に伴って運転されなくなる「寝台特急カシオペア」の下り列車がニュースで採り上げられていた。

人には旅の思い出もあるだろうが、利用したことのある列車がなくなってしまうことも寂しいことである。

今日の写真は冒頭で触れたように、機内で配られる入国時の優先パスである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net