2004-11-29
あたたかく NO 990
今日、来社された方のお一人から、先日に1000号を迎えたコラム「有為転変」と、この「独り言」を出版しましょうとお誘いを受けたが、鄭重にお断り申し上げた。
その理由は幾つかあるが、中でも比重が高いのは「抜粋」ということになるであろう現実。「これは割愛、これも割愛」なんて進めたら、皆目残らなくなって小冊子しか出来ないと思うから。
そんな「独り言」も12月9日に1000号を迎える。その記念にと、次の日の10日に企画された葬祭セミナーだが、ご参加くださる方々に恐縮の思いを抱く。
高額の受講料に交通費、中には宿泊を余儀なくされるお方もあるだろう。遠方からご来阪される方々のことを慮ると気が重いが、それだけの付加価値をお土産としてお持ち帰りいただくための努力をしよう。
夕方、「12月のイベントをお受けしました」と総支配人から報告が。ガンの病気と闘われ、自立されようという皆様の団体の会合。その会場として弊社の多目的スペースを提供すると言う。
最寄り駅からの不便はあるが、車椅子のお方も多く、バリアフリー対応とエレベーターの存在から候補対象になって決定されたそう。
数日後に新聞記事として掲載されるそうだが、辛い病気で生と死の戦いの会合が弊社で行われることは、違った意味での意義があるような気がするし、あたたかくお迎えしようと考えている。
当日は専門のカウンセラーさんも来られるとのこと。参加して講演を拝聴したいと思っている。
この「独り言」で隠れ家が変わったことを知った友人達、次々に「元気か?」と覗きに来てくれるが、ちょっとした問題が発生中?
彼らが乗ってくる車が外車のオンパレード。ベンツ、BMW、アウディからアメ車まで。今日なんて、スポーツカーが多く、真っ白の「コルベット」にブルーの「ジャガー」もあった。
その光景を目にされた近所の方々から「組関係?」という誤解が生じる恐れがあるではないか。
私は、自称「紳士」のつもり? 一昨日に書いた鮨屋さんの若旦那のページで「自称異端児」なんて紹介されていたが、私を知らない方々には、変なオジサンだがやさしいお爺ちゃんであることを知っていただきたいと願っている。
暗くなって冷え込んできた頃、社内にある自販機前で「プレゼント」と言って人気取り。出てきた社員の8割が選んだ品はホットのコーンスープで、私の選んだ物も同じ。それは、あたたかい味がした。