2006-11-08

術後の卒業  NO 1682


 出勤すると事務所内が静か、確認するとスタッフ達が兵庫県や和歌山県へ出張とのこと。そこで無事故で帰社することを祈りながら、今日の私は前回キャンセルしてしまった病院の定期診断へ。

 診察券を投入する自動受付機で手続き、午後1時から1時間ぐらいは待たされるだろうと覚悟しながら待合コーナーの一角に座った。

 中の待合所へ入る受付番号を掲示する電光掲示板だが、いつも3名から4名の番号が表示されているが、午後2時になっても番号に変化がなく何かおかしな状況。

 そんな時、前列に座っていた女性に動きがあり、どうやら受付へ問い合わせに行かれたようだった。

しばらくして戻って来られ、横におられたご主人らしき人物に報告。それによると救急患者があって緊急手術のために担当医が診察室に不在。約2時間半の遅れが予想されると聞いてガクッときた。

 気が付けば電光掲示板の下にプリントが貼られている。近付いて確認してみると自分が診察を受ける先生の姓が書かれ「2、5時間遅れ」とある。そこでとにかく<食事と運動を兼ねて>と、病院を出て近鉄の上本町六丁目駅まで歩いた。

 しかし食欲がない。こうなれば歩こうと、下味原から鶴橋駅を回って坂を上って病院へ戻り、無理に病院内のレストランで軽い食事を済ませた。

 齢を重ねること、病院の世話になること、それは待つという抵抗感神経を麻痺させるよう。いつの間にか<仕方がないか>と落ち着いて構える自身の心境変化に驚いた。

 血圧が正常になったところから気が長くなったのかもしれないが、まるで瞑想に耽るような状態で仮眠状態に入っていた。

 名前が呼ばれたのは午後5時前、4時間半も待っていたことになる。担当医の「これで来なくてよくなりました」という何より安心の言葉が嬉しかったが、血液検査の結果で少しだけ指導を受けた。

「食生活を変えなさい」が総括したご意見、<やはり>と思い当たったこともあったが<!>したこともあった。すべてを数字が顕著に物語っている。それを元に、退院時からのグラフ変化で説明されたので納得、食生活に留意しなければと考えている。

 朝夕の気温が急激に下がった我が大阪、風邪が流行しているみたい。今冬は暖冬だという予想もあるが、インフルエンザの予防接種の予約をしておくつもり。

 日課のブログ訪問で一周してきたら、久し振りに「空飛ぶ水冠」さんのコラム「迷いの窓」が連載で更新されていた。タイトルは「恋の道行き」だったが、彼女ならではの大人の世界がお見事。

こんな文章<逆立ちしても書けない>と、ずっと感じてきたが、今号は題材も秀逸。秋の感傷に浸るより、紅葉の色のように燃える恋をする方が。そんな思いに駆られるかもしれませんよ。どうぞ上記<HOME>からご訪問を。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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