2007-01-24

病んでいる地球  NO 1757


 自宅に宅配便が。箱の中にケース入りのお酒が1本入っており、「興至れば酒を酌み 興さめればそれを補う 人生の哀歓とともに酒ありて それを酒徳という」とケースに印刷されており、それを読んで4年ほど前に飲んだことがあるのを思い出した。

  要冷蔵というところから取り出すと、ビニール袋に「お米」が100粒ぐらい入っており、「この白米は、私が栽培いたしました。酒造最好適米「山田錦」を 50パーセント以下まで高精米致し、つくば錦を醸造した原料米でございます。どうぞご観賞下さい」と墨文字が印刷された素朴なプリントが添付され、別のプ リントには醸造者の熱い思いが伝わる文章が綴られていた。

 夜、コタツの中で少しだけ飲んだ。日本酒という感じが全くせず、口当たりが良いところから飲み過ぎる危険性があり猪口に2杯で栓をした。

 さて、ある自治体が行ったシュミレーションをニュースで観て衝撃を受けた。また最近に話題となってきた鳥インフルエンザだが、何かの異変で人間のインフルエンザ菌と合体すればとんでもない恐ろしさがあるとのこと。

たった1人の感染者が入国してから10日後には12万人ぐらいに広がり、もう手が着けられなくなってしまい、遠い昔のスペイン風邪ではないが、60万人程度の死者が出る危険性が予想され、火葬対応の限界から埋葬まで考える必要があるとのことだった。

 蔓延が予想されるケースでは、効力のある薬品治療にも順位を決め、医師に対する投与が優先されるようなことまでコメントがあった。

 歴史が物語るように、過去には人類が壊滅する危険性のある病原菌発生も多くあったし、今でも不治の病と呼ばれる疾病も少なくない。そんな中で戦争や核開発に走る人間の愚かさが際立ってくる。

今、最も急がなければならないのは、そんな馬鹿な指導者に効き目のある薬の開発だろう。すぐにでも隣国の将軍様に投与したいではないか。

 講演での質疑応答にも「命」に関するテーマが増え、特徴的なこととして「来世について」というような宗教に関する疑問が目立ってきた。

「あの世って、あるのですか?」「天国と地獄ってあるのですか?」「何のためにお葬式をするのですか?」「死んだら何処へ行くのですか?」「霊魂って存在するのですか?」というような質問も。

 そんな疑問をずっと昔から抱いてきた人間世界に多くの宗教の存在があるが、すべての人達に「そうだ!」と納得させる答えがないのが現実。

ちょっと考えて「そうだ!」と思えることは、人類遡ればみんなが親戚ということ。なのに戦いが発生するのだからややこしい。親子、兄弟の殺人事件が発生する現代社会、それは間違いなく病んでいる。

 病気には「薬」が必要だ。時には手術も強いられる。社会だけではなく、今や地球そのものを治さなければならない恐ろしくて悲しい時代なのである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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