2003-06-09

休載していました。   NO 453

ちょっと休載いたしました。ご訪問くださった皆様に衷心よりお詫び申し上げます。

 どうしても出席しなければならない結婚式、それが外国で行なわれたので行ってきたのです。

 海が美しい太平洋の島。久し振りに見た水平線に沈む夕日、<長生きをしなければ>との思いを強く抱いた体験でもあった。

 砂浜のある林の中に特設されたステージ。いかにも南国風にイメージされた花の演出。そこで神父さんの説得力のある司式を耳にし、失礼の極みで恐縮だが、同じ宗教者であられるお寺様達に、このクリスチャン結婚式をご体感いただきたいなと思ってしまった。

 英語と日本語通訳を交えて進められた式次第。バックに見える波打つ砂浜のロケーションに相まって、自然の環境もキャスティングした素晴らしい雰囲気が醸し出されていた。

 シンセサイザーの演奏と歌。そして持ち込まれた音響設備は我々プロとしても合格点に達するレベルで、神父の言葉とフィーリングが心地よく伝わり、出席者の誰もが「素晴らしい」と感動していた。

 夜に行われた披露宴。200人以上の出席があったが、その内の半数が外国人。私は壇上でスピーチをしたが、そこで流れてくる音楽がスタートしない。<これは、まずい>と予定していた内容を急遽変更して始めなければならないと覚悟した時、やっとBGMが流れてきた。

 日本で行われるブライダルとの大きな違いは、何より出席者が祝福されるあたたかさ。それは、きっと南国の生活習慣が背景にあるかも知れないが、日本で多い「義理」という世界がどこに感じなかったことが何より。

 新郎新婦は、きっと幸せな家庭を築くだろうが、今回に生まれた多くの方々の絆が素晴らしく、終わってからプールサイドにあるオープンバーで引っ張り出され、ミュージシャンの演奏をバックに歌を歌わされる羽目になった。

 仕方がないと選曲したのはプレスリーのラブミーテンダー。盛り上がったが拍手が少なかったので下手だったと反省しているが、歌は拙くなく、英語の発音がダメだったのだと勝手に推察している。

 それしてもに空港の警備は厳しいものだった。ちょうど韓国の大統領が国賓として来日され、その影響もあったかも知れないが、これまで体験したことのないほど厳しい検査態勢が敷かれていた。

 国際線の空港、免税店、空港内のラウンジなどが閑散としており、それらにSARSの影響を諸に受ける厳しい現実を目の当たりにすることになった。

 好奇心だけは旺盛な私、様々なことに挑戦したが、現地のホテルで体験した不思議なひとときはまるで幻想の世界。そこでの体験談はまたのお楽しみ。

 貴重な体験をして疲れに疲れて帰宅したが、無事に帰ることが出来たことに感謝をしながら今日はここまでとさせていただきます。
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