2003-01-31

パソコン オンチ   NO 330

今日は、恥ずかしい話を吐露する。

 私がテレビ型パソコンの前に初めて座ったのは、6年前。スタッフ達が器用に操る姿を見ているだけからの脱出は、ナレーションの打ち込みに駆られてのこと。

 それまでは、すべてが手書き原稿。たまに口述をスタッフに打ち込んで貰う程度だった。

 ある時、1人の女性スタッフが、私が喋るナレーションを聞きながら素早いスピードで打ち込み、私を驚かせた。

 それから、いつもその方法に甘えていたが、やがて彼女が寿退職を迎えることになり、そこで打ち方を教えて貰うことになった。

 半角、全角やローマ字やカタカナ変換も分からず、手取り足取りというような1ヶ月が過ぎ、何とか文章だけが打つことが出来るようになったが、右手の人指し指1本で打つ姿を「器用ですね」と笑われていた。

 それから数年が流れたが、2001年の12月、日本トータライフ協会のメンバー掲示板が構築され、現在のノートパソコンが必需品となってしまった。

 若いメンバー達に嘲笑されながら打ち込むには、恥や外聞を無視する気力も必要と覚悟をしていたが、彼らは懇切丁寧に教えてくれた。

 その1ヶ月後、協会のHPに「コラム 有為転変」が始まることになった。これは、大変なこと。出張にも持参しなければならず、スタッフがAIR-Hの電話をセッティングしてくれ、また新しいことを覚えなければならない期間を過ごす。

 そして、それから一月半後、今度は弊社のHPが新アドレスでリニューアルされることになり、2002年3月1日の発信を機に「独り言」が始まったわけである。

 あれから約1年、A4ページで1000ページ以上は打った筈。お陰でナレーションの原稿が、それまでの半分の30分で打ち込めるように成長したことが嬉しい。

  最近は、コピーや貼り付けのやりかたも覚え、横着ながらスピードアップにつながっており、シナリオ草稿が頭に浮かべば、5分バージョンのナレーション創作 が20分以内で可能となったが、早いばかりがよいことではなく、やはり内容を重視し、真剣に取り組んでいることだけは変わっていない。

 そんな苦労に挑戦してきたコラムだが、協会HPのリニューアル効果に乗じて、信じられないアクセス数を頂戴している。

 コラム委員会のメンバー達も、それぞれが更新に積極的になり、訪問くださる方々の存在意識に重圧感を感じているようだが、電話で話すと意外に気楽にやっているようで、苦しさの中に楽しさも発見したようで喜んでいる。

 この独り言を打ち込むのに、今、約35分の時間を費やしているが、30分で打ち込めるようになりたいと思いながら挑戦している。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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