2003-08-31

明日から    NO 532

過去に書いたが、自宅から私の隠れ家のある事務所まで、歩いて1000歩。遠回りで商店街の中を通っても1200歩。運動のためにと、出来るだけ歩くようにしていたが、暑い日は堪えるもの。「誰か、車で迎えに来て欲しい」という電話が増えてきていた。

 葬儀社という仕事に永年従事していると、自然に知人が多くなり、「おはようございます」との挨拶は、事務所に着くまで10人や20人では済まなくなる。

 そんな中には、「ちょっとモーニングに付き合えよ」ということで、喫茶店に寄り道することも少なくない。

 朝の喫茶店で私のすること、それは、置かれてあるスポーツ新聞を含めて8紙を長し読むこと。所謂「斜め読み」というテクニックで次々に変えていく。

 「何処を見ている。えらい早いな」なんて言われるが、一応は隅々まで目を通している。

 私の異名に「雑学博士」というのがあるが、こんな時間も情報源のタネ。これらは講演の際の潤滑油となるネタとして重宝している。

 さて、昨日、そんな私にスタッフ達が自転車を買ってきてくれた。健康を目的に秋からゴルフを再開し、月に1回は行こうと思っているが、そのための下半身強化には最適。早速、帰路からハンドルを握ることにした。

 「盗難除けのマジナイです」 女性スタッフがそう言ってくれた手造りの社名入りシールを「泥除け?」に張った。

 <弱っている。こんなに衰えていたのか?>

 それは、100メートルも走らない内にはっきりと感じることになった。歩いている時に然程感じなかった「坂」、それが確実に伝わってくる。<これではいけない>との悟りが生まれ、しばらく体力増強に取り組む気持ちになった。

 数日前、定期的な採血検査を受けたが、「結果に問題があったら電話をします」とおっしゃってくださったお医者様。次回の検査で良い方に数値が変化することを願いながら努力するつもり。

 明日から9月、暦からは秋の訪れ。私の好きなシーズンに突入するが、台風の襲来だけは恐ろしい。強風に揺れる我が欠陥住宅。2匹の飼い猫が危険を察知して行動するように、また共に1階に避難しなければならない。

 葬儀にとって台風は最大の難敵。人生終焉の大切な儀式に参列できない悲劇も生まれる。過去で毎年泣かされた台風、今年は小さくて発生が少ないことを祈っている。

 明日は、防災の日。関東大震災の被害光景をテレビで見たことがあるし、阪神淡路大震災の記憶も生々しいところ。「地震」の恐ろしさも心しながら、取り敢えず「自身」の身体を鍛えることを始めたい。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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