2003-02-26
今日の出来事 NO 356
今日の葬儀、定刻で始まり定刻でご出棺となった。
リンカーンの霊柩車、運転担当者が気を利かせてくれ、生野区の狭い道を少し遠回りだがご自宅の前を通る行程を選んでくれた
ご自宅の前で一旦停止をする。短い時間ではあるが、遺族のご心中には様々な思いが過ぎるもの。「よかったね」というお言葉が自然に生まれる。
最近、自宅で葬儀を行わないことが多くなったが、こんな配慮は葬儀社として当然のこと。前もって自宅の近所の方にお知らせしておくと、身体が不自由で会葬出来ない方も見送ることが可能となり、結構お喜びいただける無償のサービスであろう。
火葬場まで随行する私の車、医師である喪主様のご兄弟が同乗されており、車内の会話で「風邪」が登場した。
インフルエンザは患ってからのクスリの効能は弱く、風邪を患わないことが大切ということを教えてくださった。
霊柩車と私の運転する車の間に1台の車が走行されている。お寺様がお2人ご乗車された車だが、ご出棺の時にちょっとしたハプニングが発生した。
霊柩車が動き出した後、しばらくの間、お互いが譲り合って停止したままの時間が流れてしまった。
如何なる場合にもお寺様は前が原則。本来なら霊柩車の前をご走行いただかなければならないもの。今日のお寺様は謙虚なお方で、「お先にどうぞ」とのお仕種を送られる。
その様子を見ていた弊社の担当責任者が走りより、やっとお寺様のお車が動き出し、ほっとした。
入場されたのは、大阪市立瓜破斎場。今日は友引であり、いつもより静かであったが、先に入場されていた葬儀のお寺様を見て、びっくり。
私の高校時代の社会の先生であった。
これまでにも何度か葬儀でご一緒したことがあるが、当時からハンサムなお姿が変わっておられず、互いに目が合った時、「元気で何より」というような無言の会話が交わされた。
まだ、声の調子が戻らないが、明日は溜まっている吹込みを何とかしなければならない。多くのビデオのナレーション、また、星名国際登録プレゼントの吹込みも待っている。
自宅に帰って向かいを見ると、いつもの銭湯の電気が消えている。今日は水曜日で定休日。自宅の風呂に湯を入れ、換気扇を回さず、湯気をいっぱいにして深呼吸をすることにしよう。
「風邪は、休養が大切。菌に勝つ体力になること」
そんなことを教えてくださったお医者様のお言葉を実践することにした。