2021-08-23
コロナのバカヤロー ǸО 8858
巣ごもりの日々の中、ずっと楽しんでいるのが「ユーチューブ」で、懐かしいフォークルの曲を聴いている。
NHKの放送収録で「北山修さん」「坂崎幸之助さん」「加藤和彦さんの3人が歌われる「戦争を知らない」は秀逸で、寺山修司さんお詩を加藤ヒロシさんが作曲して世に出たが、寺山修司さんと言えば「カルメン・マキさん」を世に出した刃部として知られ、氏が作詞された「時には母のない子のように」はその年の紅紅白歌合戦で歌われていた。
フォークで欠かせないのが「山本潤子さん」で、彼女の歌われる「竹田の子守歌」は素晴らしく、何度も聴くことになった。
同曲を歌っていた中に島倉千代子さんがおられた。琴と尺八が入って邦楽風イメージがあって中々のものだった。
NHKのアーカイブの中にフォークルの「新結成記念解散式音楽会」という世界があり、市川猿之助さんが登場されて順に歌舞伎の口上みたいなことから始まる企画も面白かったが、
坂崎幸之助さんと加藤和彦さんが二人で歌われる「白い花は恋人は色」がギター演奏もハーモニーも最高で、ベッツイ&クリスに匹敵するレベルで驚いたが、加藤和彦さんが62歳で亡くなられたことが悲しい。
NHKテレビの番組の中に俳優の「中村雅俊」さんが司会をされ、坂崎幸太郎さんと加藤和彦さんの歌で「悲しくてやりきれない」が出て来るが、加藤さんが三線を演奏されてまた違う世界を見ることになった。
前述の「山本潤子さん」は阿倍野区のご出身で、帝塚山大学ご出身なので不思議なご仏縁を感じるが、彼女の歌われた「翼をください」は教科書の中に採油されており、ユーチューブの中にオーケストラで演奏されるバージョンがあって素晴らしいと思ったが、人生のどこかで出会う1曲の歌の影響は小さくないと断言する。
私がギターを始めるきっかけになったのは卓球で知り合った人物だった。私より3才ほど年上だったが「ギター始めないか」と言われて初めに合奏したのが「クロード・チアリさん」の夜霧の偲び会い」で、一気に嵌ってしまった。
その人物は病弱だったので気遣っていたが、私が30代の頃に亡くなってしまい、私が通夜と葬儀を担当した。
ユーチューブで1年ほど前に観ていたのは「アンドレ・リュー」のオーケストラだったが、時には数万人の観客が入る大規模なコンサートで、初めて見た時は「こんな世界が!」と衝撃を受けた。
それからどこかヨーロッパでコンサートがないかと調べる内に、コロナ問題が深刻になってしまい当分無理になってしまっている。
元気だったら、プラハに行きたいと思っていたが、体調も弱ったし目も不自由になって来ているので諦めよう。