2002-09-10

宝塚のえにし    NO 191

学生時代の同期であった人物から電話があった。サラリーマンであった彼が、地方に転勤ということで、その記念にとゴルフに行ってから10年は経っており、懐かしい思いでいっぱいだった。

 なんで急に電話を?と訊ねてみると、面白い遭遇について教えてくれた。

 彼は、夫婦で宝塚歌劇が好きで、中でも往年の「久世星佳さん」の熱烈なファンで、彼女の公演などの情報をいつも調べていたそうだ。

 そんな中、インターネットで「音楽 久世」と検索してみたら、トップページの1番目に<葬儀演出音楽「慈曲」CDの監修>が存在し、その下に久世栄三郎の名前があって驚いたそうだ。

 そのページを開き、やがて私の写真も目にしたそうだが、「老けたなあ。ふさふさしていた髪はどこへ行ったのだ」という、強烈な言葉も浴びせてきた。

 久世という稀な姓が結びつけてくれた「えにし」だが、残念なことに失礼で申し訳ないが、久世星佳さんの顔を全く知らない私なのである。ごめんなさい。

 宝塚劇場で信じられないような話題があるので披露させていただく、私の懇意にしている人物の家が、宝塚劇場に隣接しており、壁の色や創りまでが劇場のイメージになっているのだ。

 その方のお父様がご逝去され葬儀を担当させていただいたが、その際にご自宅に伺った時が大変だった。車で劇場の正面まで入って行くと警備の方に止められ、「どちらへ」と訊ねられ、**さんのお家にと伝えると、「どうぞ」とわざわざ誘導してくれたのである。

 ご葬儀は宝塚のお寺で行われたが、宝塚の俳優さん達から驚くほどの弔電が到着しており、代読にあたってお名前の読み方が分からず大変な苦労をした。

 私のサブの女性司会者が詳しくて助かったが、「宝塚オンチ」と言われたのはショックだった。

 葬儀の当日は、多くの宝塚ジェンヌの会葬があったが、誰を見ても「これは宝塚だ」という独特のイメージがあり、これだけは私のような者にもはっきりと分かった。

  その彼と何度かゴルフに行ったが、いつもご一緒するのはある一流ホテルの総支配人さん。ある時、彼が急用で来られなくなり、急遽ゴルフ場のレッスンプロを お願いし、総支配人さんのコーチをお願いしてラウンドしたが、その支配人さんが、ワールドカップのテレビニュースに何度か登場され、ベッカム選手と握手を されていた光景に驚いた。

 その総支配人さんの息子さんがK1の選手で、励ます会で握手した時、その大きな手と迫力には圧倒されることになった。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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