2019-07-27

久し振りに  8535

めぐり逢い友人の割烹から暑中見舞いが届いた。「いつもお土産有り難う。美味しくいただいています」と添え書きがあったが、これは奥さんが書かれたものと想像したが、5月の九州講演で立ち寄った雲仙「宮崎旅館」の売店で購入した「落款」が押されていなかったことが気になり、次回に立ち寄った際に確認しようと思っている。

ヨーロッパやアメリカを熱波が襲っている。パリでは42,6度を記録したそうで、過去の記録だった1947年の40,4度を超えたと言うニュースがあった。

1947年は私の誕生した年で、72年前のこととなるが、熱波で高速道路の分離帯の草が自然発火したり、鉄道が大混乱したニュースもあった。

熱帯低気圧が午前9時に台風となり、ひょっとしたら紀伊半島に上陸するかも知れない。強風は然程ではないが、大雨が予想されているので心配だ。我が家は昨年の台風21号で大きな被害を被り、高額な費用を掛けて工事や塗装をして貰ったが、あろ一定の雨量を超えると雨漏りするので困っている。

サンパウロの国際空港で警察官に変装した強盗が金塊750キロを強奪したニュースもあった。金額にすると35億円だそうで驚く。

過去にサンパウロに行ったことがあるが、当時は「コンゴニアス空港」と「ヴィラコッポス空港」の二つがあったことを憶えている。リオデジャネイロから乗り継いでサンパウロに到着したが、どちらの空港だったかは定かではない。

冒頭に書いた割烹の夫婦は大の映画ファンで、「哀愁」「カサブランカ」「ローマの休日」なども話題になったことがあるが、私と同感だった映画が1957年公開の「めぐり逢い」で、ケーリー・グラントとデボラ・カーの大人の恋の物語だが、今日理容室から戻ってテレビを付けたら、突然その映画の主題曲が流れ、NHKのBSプレミアムで放送されていたので懐かしい思いで観ていた。

この「めぐり逢い」は1939年公開の「邂后(后の文字は辶がある)」のリメーク版だが、1994年にも「めぐり逢い」としてリメーク版が制作されたが、その中で主人公の祖母の役をキャサリン・ヘプバーンが演じ、音楽を「マカロニ・ウエスタン」で知られる「エンリオ・モリコーネ」が担当していた。

1957年版の中で祖母の演奏するピアノでデボラ・カーが歌うシーンがあるが、彼女が歌うシーンは他にもあり、「過ぎし日の恋」というタイトルとなっている。

デボラ・カーはユル・ブリナーと共演した「王様と私」でも知られているが、彼女の歌の吹き替えを担当したのが「マーニン・ニクソン」で、如何にもイメージがぴったりの声だったのが印象に残っている。

過去に書いたことがあるが、この映画の主題曲に関して忘れられない思い出がある。大阪の
リッツ・カールトンがオープンして間もなくのこと。所属していたライオンズ倶楽部の婦人会のイベントがあり、ピアノ先生を迎えてコンサートを予定し、私が司会を担当することになっていたが、始まる時間になっても先生が到着されず、10分ほどオーバーして到着された。

申し訳ないと平身低頭謝罪をされた先生だが、皆さんをお待たせしているところから細かい打ち合わせも出来ず、演奏される曲目だけメモされた物を片手に始めたが、全ての曲を知っており、逸話や秘話を交えて進めたら先生がびっくりされ、終わってから控え室に行ったら「あなたはどういう方なのですか?司会専門のホテルの方ですか?」と聴かれたが、ライオンズ倶楽部のメンバーで司会を命じられましたと答えたら「普通の方ではない」と驚かれた。

その先生に演奏をお願いしたのは幹事をされていたメンバーの関係からだったが、イベントが終わってから「私に付き合ってくれ」と言われ、ミナミの一流クラブに連れて行って貰った。

そこでびっくりしたのが先生はそこの専属のピアニストで、音色の素晴らしい立派なグランドピアノを演奏されていた。

やがてママさんが来席。「お名前は?」と聞かれたので「久世です」と返したら、「栄三郎さんですね?」と言われてびっくりした。それはお客さんの中の1人の方が私の書いた小説「七万歩才のあの世の旅」をプレゼントされ、巻末に載っていた私の写真から分かったことで理解したが、それを機に私もこのクラブに何度か行くことになった。

そんな中で、「リクエストは?」と聞かれて答えたのが「めぐり逢い」の主題曲で、先生は残念ながら「?」だったが、その2ヶ月後に訪れたら店内に入ると同時にその曲を演奏されて感激した思い出となっている。

今日の写真は「映画 めぐり逢い」のポスターでケーリー・グラントとデボラ・カーである。映画COMから拝借した。
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