2012-09-02

やさしさに出会って  NO 3033


  昨号で触れた塾生の一人が、京都へ行く途中で新大阪駅に降り、電話をくれたのでそのまま寺田町までと伝え、時間を考えながら寺田町駅のホームで待ち合わせ たら、間違いなくこの電車だと予想通りに到着。そのまま天王寺駅まで行き、お気に入りの「明石焼き」を目的に阿倍野斎場の方へと歩いた。

 普通なら休憩時間の筈という心配があったが、立地と日曜日だからと勝手な判断で向かったら、営業中の看板があってラッキーと扉を開けたら、丁度スタッフの皆さんが遅めの昼食を終えられたところだった。

 この店の「明石焼き」は中々だと塾生仲間に知られる店だが、過日に九州の若い男性と女性の兄妹が来阪した際にも「美味しい」と舌鼓を打ったメニューで、今日も「美味しいです」と幸せそうな表情を見せていた。

宗教者になるための修行を始めるために京都へ向かった彼だが、その指針の先にある将来を想像しながら精進を願って手を合わせた。

 感性の豊かな彼、ちょっと悲しいケースの司会について話したら涙ぐみ、それが何より彼の優しさを物語っていると思うし、そんな彼が宗教者として法話をしたらどうなるのだろうと考えながら、彼と出会った「ご仏縁」にも感謝の合掌をする日であった。

 ある宗教の本山に行くそうだが、昔、その関係者から招聘され、特別に設置されたというミキサー室に入った出来事があり、その思い出を話したら彼が驚いていたが、当時の担当者の方が「使いこなせないのです」と嘆いておられたのが懐かしい。

 西館の前を通るとハイヤーとバス会社のワゴン車が停車しており、還骨の儀式を終えられてご帰宅されるところのようで、運転者によろしくねと会釈してから駅に向かった。

 本館での葬儀も終わった頃。問題なくご出棺を迎えただろうかと心配しながら、スタッフ達の安全運転を願って手を合わせた。

  全国のあちこちで悲惨な交通事故が起きている。中には飲酒運転という愚かなケースもあるようだし、他人に迷惑を掛けないようにと教えてくれた先人達の言葉 が空虚になっているようで残念至極。真剣に「命の教育」に取り組まなければ、「いじめ」などの被害者も減らないような気がしている。

 政治家達の行動が混迷を投げ掛けている。維新という話題も続いているが、「政道」は「正道」を歩んで欲しいと願っている。

 今日の新聞の川柳に思わず「うまい」という投稿が掲載されていた。『アホバカと市長はよいが区長はダメ』と記憶しているが、世相を見事に捉える中々の句だと拍手を贈りたくなった。

  今日の写真は、あるCDのジャケットだが、これは深い「ご仏縁」に結ばれる高知県「おかざき葬儀社」さんからいただいたもの。著名な作曲家が「おかざき」 さんのためにわざわざ曲を書いてプレゼントくださったそうだが、そのやさしい旋律の数々は、高知県に「おかざき葬儀社」ありと称されるオリジナル葬儀なら ではと考えている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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