2019-09-08
異常な暑さ NO 8573
大阪府の高槻市を流れる芥川で悲しい事故が起きていた。孫3人を伴われた高齢の祖父が、溺れた孫を助けようとして2人とも不幸にも亡くなってしまい、残された2人の孫も渋滞というのだから衝撃である。
河川敷は公園のようになっていたそうだが、浅いと見えていた流れの中に2メートルの凹みがあったそうで、その事実を「危険」と伝える看板もなかったらしく、ちょっとしことで不幸が防げたと残念に思ってしまう。
この出来事から思い出したのが随分昔に担当した悲しい葬儀のことだった。高齢のお父さんの葬儀を担当し、お盆の時期に故郷へ納骨のために行かれたのだが、海で遊ばせてやろうと考えられた親心が裏目になり、海岸縁の道路で降りたタクシーの料金を支払っている時、幼い子供さんが先に降りて道路を横断した際、反対側車線を走って来た車に撥ねられて亡くなるという悲劇だった。
お父さんの葬儀の時に喪主を務められていた方から依頼の電話があって、「何方が?」と思って参上したら、幼い息子さんの交通事故で、お母さんが変わり果てた息子さんを抱きしめて放心状態だったことを憶えている。
子供の事故は親の責任と昔から言われるが、まさかこんな悲劇につながるとは誰も想像しなかっただろうし、それは運命に悪戯という言葉で結びたくない思いもする。
悲しい葬儀を何度も体験し、自分の仕事の宿命に嘆いたこともあったが、誰かがしなければならないことにも気付き、悲嘆について研鑽しながらこの道を進んできていた。
これまでに何度か触れたが、人生に於ける衝撃度の第1位は「夫婦間に於ける子供の死」あり、第2位は「伴侶の死」であり、第3位は「一親等の刑の確定」で、第4位が「身近な人の死と分析され、この中に「両親、兄弟、朋友」などが含まれていた。
過去に火葬場まで随行したことが7000回以上あり、お寺様と葬儀委員長と喪主さんを同乗いただいて車を運転したが、この往復の車内で耳にした様々な話題は私にとって貴重な財産であり、小説「葬儀屋七万歩才のあの世の旅」を書くきっかけで題材ともなっている。
葬儀の司会者はご出棺をお見送りするだけで火葬場まで随行しないことが多いが、最期を見届けると炉の扉を閉めるまでの責任行動の意味もあった。
火葬場での様々なハプニングも少なくなかったが、また別の日に紹介することにする。
台風15号が関東地方を直撃するみたいだが、明日の夜明けに孫達が在住する地域を通過するようで被害が及ばないことを願っている。
台風の影響にフェーン現象かも知れないが、新潟県胎内市で「38度」を記録したそうだし、兵庫県豊岡市でも「36.8度」観測していたと報じていた。
そんな台風が近付いている静岡県の御前崎周辺の海でサーファー達が流されて救助されたというニュースもあったが、大きな波を歓迎するサーファー達の無謀な行動から、救助する人達の二次災害につながったら大変だと思うし、「無茶をするな!」と伝えたい。
そうそう前号で「法廷ウォッチャー」と書く所を「法廷オッチャー」と打ち込んでしまい、お詫びして訂正をするが、阿曽山大噴火氏を「オッチャン」にしてしまったようで申し訳ない思いも。
いよいよまっすぐに歩行が出来なくなって来た。それだけ弱ったという証だろうが、すれ違った近所の方から「弱ったみたいよ」と言われてショックだった。
果たしてオリンピックの開催時まで存命できるだろうかと思うこの頃だが、大阪万博までなんて」欲深いことを考えることも重要で、寝た切りにならないように歩いて鍛えようと行動したい。
台風が来なければ東京へ行っていただろうが、数日遅れになってしまった。羽田発着の飛行機の欠航も発表されているし、新幹線や在来線の列車運休も考えられ、嵐が過ぎ去ってから私の嵐を巻き起こしたい。
今日の写真は瀞八丁の上流にある古いホテルだが、現在は食泊営業をされていない。下に見える川をジェット船が航行するが、このホテルの下の辺りで一次休憩して上陸することが出来た。