最新 最古
2005-04-28

明日は過去の積み重ね  NO 1140


 JR事故の救出作業が終わったそう。関係者の皆様に「ご苦労様」の言葉を贈りたいし、犠牲者の冥福と負傷された皆様のご快方を心から祈念申し上げる。

 さて、塾生の多くがHPでコラムやブログで日記を綴っているが、皆さん「ハンドル名」で管理人表記をされている。

 これは、仕方のないことと理解しているが、それぞれのページが葬儀業界関連ページの中で非常に目立ってきており、近い将来に何らかの対策を講じる必要もあるだろう。

 過日の塾の進行にあっても、互いを呼び合うのに定着してしまったハンドル名が飛び交っていたが、佐賀県の男性と福岡県の女性が同姓で、<ハンドル名の方が便利かな?>なんて思っていた。

 この「独り言」でもそうだが、個人的な名称を表記するには細心の注意を払いたいもの。掲示板を有されているページや返信可能なブログでは誹謗、中傷の書き込みも覚悟しなければならない。

 世の中には心の淋しい方の存在もある。そんな書き込みがあれば決して立腹することなく、お気の毒な方と哀れみの気持ちを抱いてあげるぐらいの余裕を持って欲しいもの。それだけ目立ってしまった有名税との割り切りも大切だろう。

 今日、仏前結婚式の司式と披露宴の司会を依頼された。立派なご本堂で行われる厳粛で荘厳な結婚式。式衆と楽師をつとめられるのは東京のお寺様ばかり、ホテルでの披露宴の司会にあって<私の年代で大丈夫?>という不安が募る。

 来社されたご住職、過日に東京で葬儀の導師をつとめられ、弔問者数の多い通夜が主体となった形式に驚かれたそうだし、法類のお寺様が「葬儀式の中で初七日もついでに」と喪主さんから頼まれ、「何を考えているか」とお説教をされたという逸話も拝聴した。

 続いてご来社されたお寺様は「任意後見ネットーワーク」というNPO活動をされている代表者。身寄りのない方の医療を含む後見サポートという崇高なお考え。最近に多いややこしいNPO団体を嘆いておられた。

 宗教者、葬儀社、仏壇会社などが葬儀の囲い込み戦略からNPOを結成するケースが増えた。その全てと言っていい程「特定非営利活動法人」というイメージを利用したビジネス第一主義。下請けになっている葬儀社がどんなレベルかも想像できるだろう。

  そんな中、この「後見」システムには「愛」があり、「後見」は社会「貢献」ですねとオヤジギャグも。しかし話し合った結論は真剣なもの。「意思葬」のプロ デュースをプロデューサーという立場で提案申し上げ、大規模に予定されている公開セミナーの講師をボランティアで引き受けた。

 さて、今日の結び。ある塾生が結婚式の司会をするそうで、過日の塾の中で披露したブライダル・バージョンの原稿が欲しいとブログに書いていた。そこでメールで送信しておいたが、「しっかり語れよ」と書くのを忘れてしまった。

 ついでにアドバイスをしておくが、語尾をしっかりと発し、過去形の部分などの言い切りを強調すること。「原稿」を活かすも殺すも「言行」次第。失敗したら塾生破門という覚悟で練習を。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net