2017-08-31

歩行速度が落ちても  ǸО 7959

生花装飾いつもお誘いいただくグルメがお楽しみのご夫妻と一緒に夕食タイム。何度か行ったことのある居酒屋風の店舗だが、いつも玄関前に猫が数匹いるので面白い。

高齢になると歩かなければならないそう。歩かないと一気に内臓が弱ってしまい寿命が短くなると書かれた記事があった。

あちこちに出掛ける予定があるので歩いて移動する行動を積極的にしなければならない、今年は正月の3日に発病した想定外の疾病から随分と弱った感じがする。今でもその後遺症である肩と胸部の神経痛に悩まされている。医院で貰っているロキソニシートを貼って好感しているが、温泉に入って温めることが最善のようだ。

食事を終えて帰宅する途中のことだが、道路の中央部が山型になっているところから左側を歩くと杖が短くなるような感じがするし、弱っている脚力の影響もあるかもしれないが勝手に左側に寄って行ってしまうので困ってしまう。

リハビリ入院の時に不思議な体験があった。車椅子から歩行器になった時に廊下を歩いていると右側の壁にぶつかってしまうので医師に伝えたら、「酒を飲むと千鳥足状態になるでしょう。あなたは酒を飲んだ状態になっているとご理解ください:」と返されて驚いたが、今でもフラフラ感が残っているし、後方を振り返ることは避けている。

今日も横着をして「10年前の独り言」を転載するが、大病を患う前の当時のことが続いていることをご理解いただければ幸いである。

問題提起?  NO 1958   2007-08-29

銭湯で常連さんからお墓についての質問が。戦死された弟さんが第一号で埋葬されたお墓、そこにご両親の遺骨も収められているそうだが、遠方ということから真剣に移転をお考えとのこと。

もうもうとする湯気の中で30分ほどお相手したが、ついに「のぼせ」の限界が。そこで「いつでもご来社を」と申し上げて脱衣場へ脱出した。

数日前にも書いたが、改葬というのは簡単ではない。家の引越しよりも大変な問題、基本的なお話しだけでも1時間は必要なので改めてと申し上げておいた。

夕方、葬祭業界を採り上げた情報番組があると聞いており、知人の店に飛び込んでお客さん達の反応を眺めながら観ていた。

まず登場は東京の葬儀社。感動が売り物だそうだが紹介された光景は和太鼓葬やツーリング葬など奇天烈なもの。大阪の吉本の喜劇以下の低次元、お客さん達の嘲笑の声も強烈だった。

次に登場は名古屋の業者。次々に会館をオープンさせている会社だが、前者と共通するのがビジネス第一主義。そこに「儀式」や「悲しみ」のハートを感じない寂しさを覚えた。

次は我が大阪の大規模葬儀社。専務が登場されていたが、上記の会社に対して嘲笑する表情を感じたのは私だけだろうか。

コメンテーターが我が業界を成長産業と断言していたが、私は間違いなく「斜陽産業」と反論する。なぜなら非日常的なことで無知で成り立ってきた業界に急変ニーズが顕著だから。

少子高齢社会の到来にあって宗教観の稀薄が生じ、無駄省きの中に義理的参列者の割愛という発想が強くなり、家族葬など会葬者激減という現実もある。また、お互い様感情の稀薄から「葬儀は迷惑の上に成り立つ」という発想までも求められてきている。

そんな中、前述のような広告戦略を売り物にする業者が出現するのだから業者選択が始まるのは確かなこと。そこで忘れてならないのは「悲嘆」に対するプロと して配慮。弊社が加盟する協会のメンバー達には、悲しみに対するカウンセラーとしての研鑽を重視している者も少なくない。

そうそう、友人の店にいた人達との会話だが、全員が地元の人で弊社の葬儀を体験されており、番組で紹介された業者に対する厳しい意見が飛び交っていた。

しかし、賛同することもあった。それは価格のオープン化で、弊社も随分昔から取り組んでいるので共通するところである。

今日の結びに葬儀をビジネスと考える若い経営感覚に敢えて苦言を呈したい。葬儀の本義を学んで欲しいもの。悲しみを理解しようとする努力を惜しまず、終焉の儀式を厳粛に考えれば自身が若いという謙虚な姿勢に気付くべき。東京の社長は30代だったと記憶しているが、あなたに爺ちゃん、婆ちゃんと孫の絆を理解 するのは不可能だし、人生を語れる年齢ではないだろう。そこに「命の伝達」が存在していることを知って欲しい。

ここに書いたことを誰かから聞かされ、立腹されることもあるだろう。もしも本義を学びたかったら来社は歓迎申し上げる。それであなたの葬儀に対する考え方は180度変化するだろう。

今日の写真は深いご仏縁に結ばれる高知県「おかざき葬儀社」の生花装飾から。行列の出来る葬儀社として知られている。
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