2016-11-16

華甲から古希へ  NO 5031

レンタル スクリーン 今日「水曜日」はメールマガジン「まぐまぐブログ」の送信日。テーマは高齢社会に起きている様々な問題に触れた。

今日は「幸せ列車」の「10年前の独り言」から「人生 華甲の期」を再掲する。「華甲」とは「華」という文字が「十」が6個と「一」が一つあるので還暦の別名でもある。

人生「華甲」の期  NO 1687    2006-11-13

友人の息子夫婦が新築の家を探しているそうで、その候補になった一軒が我が家から10分ほどの場所、そこで一緒に見に行くことになった。

建売住宅の不動産会社の人もおり、中まで入って見学させて貰ったが、暮らし易い設計が成されているよう。しかし、友人の「ここはダメ」の一言で流されてしまうことになった。

「もし火事が発生したら最悪だ」が彼の結論。幹線道路から狭い道で入り組んだ立地条件から、中型車は何とか行けそうだが大型車は無理。消防自動車が入って来れない場所はダメと言い切った。

彼は、私に似ている。と言っても少し違うのは臆病ではなく慎重派。今春に私が入院していた時期に夫婦で九州旅行に出掛けていたが、その時に旅館を決定するのに脳外科と心臓外科の病院が近くにあるかを確認、病院から車で20分以内という条件で決めていたのである。

当然、やまなみハイウェイから入り込むような山奥の温泉旅館は除外される。私が推薦した黒川温泉、宝泉寺温泉、垂玉温泉も対象から外れた。

高血圧と動脈硬化の症状があると前から診断されていた彼、「突然に倒れるのは脳か心臓しかない」というのが持論で口癖。そんなところから選んだ旅館のすべてに問題発生。やっと決めたのは市街地のホテル。「九州まで来て、何っ!」と、健康そのものの奥さんから随分と嫌味を言われたと聞く。

これまでの経験からすると、確かに彼の慎重論は間違ってはいない。市街地から遠い温泉で倒れ、救急車が到着するまでに亡くなられたことも少なくないし、すぐに病院に運ばれていたら助かっていたというケースも何度か聞いた。

私自身も手術前の決断に至った診断時、担当医師から診察券が重要な意味を持つことを教えられ、「急に腹部に激痛が走れば救急車を呼び、この診察券を見せて20分以内に病院に到着すれば半分は助かる」と言われて衝撃を受けていた。

結果として、助かるという半分も出血しているのだから後が大変と知って手術を決断したのだが、彼も私も「病気と寿命は異なるもの」ということを確信しているとも言えるだろう。

夕方、知人の奥さんから電話が。ご主人が突然に吐血され、救急車で運ばれてそのまま入院されたそう。前から腹部の痛みを訴えておられ、数日前に会った際に「背中まで痛くなってきた」との症状を聞き、胃潰瘍か十二指腸潰瘍の可能性が高いとアドバイスしたが、検査の結果によると胃潰瘍が随分と悪化していたそう だ。

潰瘍には良い薬がある。今は点滴ということだが、一週間ぐらいで退院できると聞いて安心した。

弊社のホールで数件の同窓会が行われる。皆さんが団塊世代以上だが、そこで交わされる昔話以外の会話の中心は孫談議に病気の話題。21年、22年という戦後生まれは今年と 来年の誕生日で「華甲」の歳を迎える。一般的に言う還暦である。今日も音響チェックをされた幹事の人が「絶対にカラオケで歌いたい」との要望があった。

仕出し屋さん、お寿司屋さん、ホテルバンケットからケータリング会社まで提携がある。そんなところからお客様の要望で料理セッティングのメニューを決めていただくが、何処の会社が担当しても弊社の音響システムの音質に驚嘆される。それは、プロ達が時間を掛けて微調整に取り組んだ結果に生まれた苦労の賜物なのである。

今日の写真は弊社の音響システムをセッティングしてくれた友人の会社がレンタルしている大型スクリーンを。
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