2013-09-26

お気を付けてください  NO 3410


  今日、びっくりする話を聞いたので紹介を。その方が友人の皆さんと旅行に行き、宿泊した旅館の部屋で大浴場に行こうと、それぞれの貴重品を部屋にある金庫 へ入れようとした際、一人の方が頑なに固辞され、「私はフロントへ預ける」と言われたので事情を伺ったら、過去に部屋の金庫で盗難に遭ったからという体験 からだった。

 複製して合鍵を作られたらどうにもならない問題だが、過去にあるゴルフ場で多くのロッカーで被害が発生、後日に判明した手 口は4人組が何度もゴルフ場にプレーをしており、その度にロッカーの鍵を仲間に渡して複製させ、集まったところで一気に犯行に及んだというものだった。

 また、ゴルフ場の暗証番号形式の貴重品ロッカーで数人の被害が発生、警察が捜査して犯行の実態が判明したが、隠しカメラが設置されており、暗証番号を打ち込む手元が見えるようになっていたそうで、そのゴルフ場のスタッフも共犯だった事実に驚愕するニュースだった。

 葬儀の式場にロッカーが設備されているところもあるが、あちこちで被害が発生している事実もあるので気を付けたいものである。

 ある同業者が嘆いていた出来事があった。和室の控室に並んでいた履物の内の一足が忽然と消え、どうやら参列者に紛れ込んだややこしい人物が持ち帰ったみたいで、「黒い服を着用されていたら分からないし大変だ」と語っていた。

 一方で、ある地方のお寺で行われたお通夜で深夜に大変な被害が発生した。受付の人達から手渡された多くの香典の入った手提げ袋をご遺族が祭壇前に置き、疲れからウトウトされている間に、いつの間にか消えてしまったという出来事だった。

 どうやらそれを狙った専門の犯罪者の手口のようだが、被害に遭われたご遺族が「香典返し」に相手の氏名、住所、金額の情報まで消えてしまったのでさそかし難儀されたと想像する。

  前にも書いたが、香典を狙った手口で「劇場型」というケースが多発していた。親戚の人達の香典は金額が大きいのが常識だが、それらしき人達が受付に出され たのを確認し、「さっき出した親戚の香典だけど、幾ら包んでいるか確認したいのだけど」と金額が記載された裏を確認し「これ、少ないわ。もっと包まなきゃ 失礼だし恥ずかしいわ。ちょっと包み直して来ますから」とそのまま式場の方へ行って消えてしまう犯行で、受付の方々が誰も犯罪者だとは思いもしなかったと いう見事な手口である。

 我が業界には、様々な出来事や逸話、伝説があるが、時折にそんな裏話も紹介しようと思っている。過日に始まった 週一の「まぐまぐブログ」には、あまり表面化出来ない話題を徐々に書こうと考えているが、有料(月刊735円)なので恐縮の極み。ご興味があれば「日本 トータライフ協会」のHPからお申し込みを。
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