2017-07-22

「たい」という欲望のために  ǸО 7026

呼子大橋朝から医院へ行った。毎日服用している薬を2週間分貰い、2週間毎に受けている痛みを伴う処置を受けて来た。

先生から「もっと歩かないといけない」「もっと水分を摂取しなさい」と指導を受けたが、血圧測定の結果は好調ということで安堵した。

前号で書いた音楽コンサートのことや、グルメを求める人達ンとの交友や友人、知人達との旅行も元気でなければ参加出来ない。これも「見える内に」「歩ける内に」と行動することを考えたい。

友人、知人達との交友の中で、葬儀という仕事に従事していて学んだことが役立っている。葬儀のプロ達が集まって全国各地で研修会を開いたが、その中には数日前にご逝去された「日野原重明先生」のご著書をテーマに話し合ったこともあるし、大切な家族を亡くされた場合に陥る「悲嘆」の研究課題もあった。

私と同年代の人達には伴侶を送られた人も少なくないが、そんな人達と会食や旅行をする場合、亡くなられた人物を知っている立場にあることが「慰め」や「癒し」につながるもので、深い悲しみに暮れる方々には生前の思い出話が最高の薬となるという結論を学んだこともあった。

昨日のネットのニュースの中に「いい話」が紹介されていたので原文のまま転載するが、ちょっとした配慮で大きな救いとなることもあると学びたい。

『半世紀以上も連れ添った妻に先立たれた、横浜市の知人男性からこんな話を聞いた。男性は葬儀を終えた後、故郷である佐賀県唐津市の寺に納骨するため、羽田空港から空路、九州へと向かった。
 遺骨を機内に持ち込めることは知っていた。でも入れたバッグがかなり大きく、念のため搭乗手続きの際に中身を伝えた。機内に乗り込み、上の棚にバッグを入れて席に着くと、客室乗務員がやって来てこう言った。「隣の席を空けております。お連れ様はどちらですか?」
 搭乗手続きで言ったことが機内に伝わっていたのだ。男性が「ああ、上の棚です」と説明すると、乗務員はバッグごと下ろしてシートベルトを締めてくれた。飛行中には「お連れ様の分です」と飲み物も出してくれたという。
 「最後に2人でいい“旅行”ができた」と男性。その表情を見ていたら、こちらも温かい気持ちになった。 (鎌田浩二)
=2017/07/13付 西日本新聞朝刊=』

如何だろうか。過去に遺影を抱かれた方が搭乗されて同じような対応がされて喜ばれていた話もあったし、電車の中で妊婦の方に席を譲られたら感謝のメッセージをしたためられたという話もあったが、殺伐とした社会に心温まる出来事もあることは嬉しいことである。

妊婦さんの話題が登場したところで過去に書いた出来事を再掲しておこう。

ある妊婦の方が買い物をして次の立ち寄り先へ向かって歩いていた時、建設工事の現場の前を通ることになり嫌な光景を思い浮かべたそうだ。

丁度昼の休憩時間で作業員が何人も道端に並んで座っており、嫌な言葉を掛けられることを覚悟して通っていると、現場監督らしい高齢の作業員から「お姉ちゃん、元気な赤ちゃんを産みなさいよ。気を付けてね」と言われて自分の勝手な思い込みに反省をした体験談だった。

今日の写真は佐賀県にある「呼子大橋」を。イカで知られる呼子だが、数号前に触れた「名護屋城」の址があることも知られている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net