2014-12-11

こんな話題も  NO 4039

この「独り言」を発信しないと「また入院ですか?」というメールが届くので休まれない。これまでに採り上げた内容で最も反響が高かったのは随分昔に書いたアメリカのあるオーケストラの話題だった。

ご存じのようにオーケストラは指揮者によって演奏イメージが変化するが、そのオーケストラの取り組みは指揮者抜きという考え方だった。

「第 一バイオリンとしてはこう考える」とか「ホルンの立場からするとこんなイメージで演奏したい」などと、演奏者それぞれが自由に意見を言い合える環境で1曲 の演奏イメージが構築された訳だが、その結果が素晴らしいところから話題を呼び、意見が交わされるリハーサル風景を見学したいという人達が殺到し、大手企 業の経営者達の多くが体験して学んだということだった。

著名なコンダクターによって演奏曲が構成されて行くが、具体的なイメージを伝えるために情景を浮かべて詩人のように創作する文章力も重要で、名指揮者と称された人達に共通するキーワードでもあった。

次 に話題になったのは30数年前に発刊した愚書「葬儀屋七万歩才のあの世の旅」をご笑覧くださった方のことだった。その方は「触発されました」という内容の 手紙を下さり、勤務されていた会社の職責を捨てて問題提起的な内容の書物に取り組まれ、やがて発刊されて大きな話題を呼ぶことになった。

それまで勤務されていたのはスーパーで知られるダイエーで、それも創業者の側近というお立場だった。

書店に出る前にプレゼントいただき恐縮したが、その中で強調されていたのが「このままではダイエーは崩壊する」という強烈な内容で、イエスマンばかりを周囲に置かれるようになった異常性を啓発されるものだった。

その書物に書かれた通りの道を歩んでしまったダイエーだが、もしもご存命だったら寂しい思いを抱かれておられるだろうと拝察する。

これまでに多くの同業他社に招かれたことがあるが、よく言って来た言葉に「忙しいのは崩壊の始まり」という危機感を考えなさいと言うことで、それで意識改革につながって大成した会社が少なくない歴史がある。

またもう一つ提起していたのがイエスマンばかりを周囲に置くなということで、そんな状況になればダイエーやスカイマークになるのは確実である。

今 日の「幸せ列車」の管理人さんのコラムに飛行機内の話題が二つあった。一つは飛行中に出産された出来事で、もう一つは世界中で顰蹙を買った大韓航空の役員 の行動だった。感情的な発言で物議になって責任を取って役職を辞任されたみたいだが、国の調査が進められるみたいに発展しているので収束しないようであ る。

今日の写真は再掲だが、成田から大阪伊丹へ飛ぶ国内線なのに国際線の機材を使用している日本航空3007便の機内を。
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