2016-06-09

10年前の「独り言」  NO 4880

富士山の機内撮影昨日「水曜日」はメールマガジン「まぐまぐブログ」の送信日。テーマは過去に指導した派遣の葬儀司会者達が悩んでいた問題に触れた。

派遣先の葬儀社で担当する遺族や親戚の方から「名刺を頂戴」と言われたらどうするか。まさか「派遣ですので」とも言えないし、どうするべきかという出来事だが、しっかりした葬儀社なら「制服」「名札」「名刺」の三種の必需品を準備されている筈だし、その準備のない葬儀社の司会に求める考え方は希薄しており、葬儀全般にサービスレベルが低いと言えるだろう。

「幸せ列車」に管理人さんが毎日「10年前の独り言」を掲載くださっているが、「NO 1530」の「幼い子供に手を合わせ」と題された10年前の「独り言」をこちらに再掲させていただこう。

荒んだ世の中を象徴するような秋田の事件、幼い2人の子供の死があまりにも悲しく、孫を持つ立場にあって言葉で表現出来ない寂しさを感じている。

先に亡くなった女の子だが、ワイドショー的なリポーター達が集めてきた情報に泣いてしまった出来事があった。

親と一緒に参加しなければならない行事に親が来ず、親を擁護する言い訳も堪らなかったが、修学旅行の積立金を持参出来ない状況の中で、自分が親に言わなかったことにして傷をつけない配慮がいじらし過ぎる。

経済的に恵まれない気の毒な家庭環境で「心の貧しくない」素晴らしい子供が存在していたことは確か。2人の子供達に手を合わせる。

株の買占めで数百億のお金が動く。そんな一方で上述のような子供達が存在する。村上ファンドやホリエモンに共通することは心が貧しいこと。ヒルズ族がそんな連中の溜まり場でないように願いたいものだ。

拘置所生活を体験することになった2人だが、大法輪の7月号に松原泰道氏の「わたしの菜根譚」の中に「独房も広し」という項があり、その内容に感銘を受けたので紹介を。

「囚人の更生に俳句指導をされていた大阪の俳人「北山河」さんが、死刑囚達とのやりとりを記録されていた中に次の内容があり、そのまま記載させていただきます」

「ある死刑囚が、独房が狭いという句を私に出して来た。独房が狭いのはあたりまえだ。なぜ広いと感じないか、といったら翌日、「夜のはえ追えば独房広すぎる」という句を作って持って来た。これには私達は泣かされるのです。狭い独房を広くした心境に頭がさがるのです」

そんな文章を読みながら、経済誌を読んでいるという村上氏のことを想像すると複雑な思いを抱いてしまう。誰にも出来ないこんな貴重な体験をするなら、そこ で今後の人生にプラスになる「悟り」の一つぐらいは考えて欲しいもの。まだ金儲けを考えているようでは間違いなく小物である。

今日の朝刊を読んでいると読者投稿の川柳のコーナーが目に留まった。舛添都知事を揶揄する川柳が目立って多かったが、政治屋とは羞恥心を感じない性格でなければ務まらないようだ。

そんな投稿の中に「爺7 村の祭りの打ち合わせ」という秀逸な川柳があって、思わず「座布団一枚」と賛辞したくなった。

今日の写真は広島のピピの社長の日記ブログから。過日に行かれたリフレッシュ休暇で旅行された際、成田から広島に向かう機内で撮影された富士山の一枚を。
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