2015-11-16

平和な国  NO 4374

日課となっている朝の喫茶店で新聞を読んだ。読者投稿欄に同じようの思いを抱いている方がおられると知った。お一人は80代の女性の方でテレビの影響による「一億総白痴化」についての懸念に触れられていたもので、50年前の政治家の発言を懐かしく思い出してしまった。

バラエティやお笑いが多く、美しい日本語が何処か片隅に追いやられてしまったようで、美しくない言葉が交わされている番組に閉口するが、昔の遠い時代の嫌な「ゲテ」という言葉が過ってしまう。

もう一人の方は同じような高年齢の男性で、アクセルとブレーキの踏み間違いや高速道路の逆走事故が多いので、車を運転しないようにという子供達の言葉から運転免許証を返納する決断を下し、警察署に行かれたそうだが、そこで身分証となる経歴証を発行して貰うには最近の写真が必要で、別に手数料として「1000円」の負担となることを知り、こんな費用は税金で対処するべきもので、高齢者の運転免許証返納を奨励するには大切な問題であるというような指摘をされていた。

最近に深刻な問題になっている「認知症」による様々な事故の衝撃に考えさせられる。被害者が生まれる危険性もあるし、鉄道の線路を歩いていて列車事故に巻き込まれた悲劇のニュースをあったが、その後の賠償問題についても家族は大変な負担が強いられることになる。

私は昨春に返納したが、「被害者を出したくない」「加害者になりたくない」という思いからで、車の運転に差し支えるのは目の問題だけで、大病による身体の後遺症が運転動作を妨げることはなかったが、「もしも」という最悪の想定を考えて決断することにした。

お蔭でフェリーを利用して北海道へ行き、あちこちを車で訪れる夢は叶わなくなったが、JRのジパング倶楽部に入会して鉄道を利用している最近でも、温泉博士や鉄道博士と呼ばれる友人達の存在は本当に有り難いものである。

自身の仕事にプロ感を抱いて自負している人達の特徴に、自分の専門分野でないことはその道のプロと称されるような専門家に託したり意見を求めるもの。9月から10月に掛けて北海道内の鉄道で630キロの行程を組んだが、その時の「連続乗車券」という切符の存在があることも友人からのアドバイスだった。

鉄道には知らないことがいっぱいある。特別割引企画や期間限定割引があっても、それを窓口で伝えなければ普通の対応がされてしまい割引きの特典が受けられない。今春に孫達を伴って「熊野古道」を訪れた際にそれで1万円以上の損をした。何処の駅で様々なパンフレットが置かれているが、お得な情報があるので目を通されるべきだろう。

先月に所用で熊本へ行った際、友人夫妻に「ジパング倶楽部」の入会を勧めたが、割引の内容を話したらびっくりしていた。戻ってから調べたらJR九州の「ジパング倶楽部」の会員特典は別に九州内の特急列車に限っての特別割引もあって更に得するようになっていた。彼ら夫妻は年内に入会するように言っていたが、来阪する機会が増えれば嬉しいことである。

さて、テレビ番組「天国の恋」の予告編で葬儀の司会を担当する俳優の床島佳子さんの場面があったが、ナレーションの内容も語り口調も最悪だった。彼女は好印象を抱いている女優の一人だが、このシナリオの作家の低次元な内容に衝撃を受けたし、こんなレベルのナレーションを葬儀司会者がしていると誤解されたらとゾッとした。

今日の写真は再掲だがJRジパング倶楽部の会員手帳を。
ジパング倶楽部 会員手帳
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