2015-09-26

研修旅行を前に  NO 4323

特急ラピート朝から服用している薬を貰いに医院へ行った。序に血液検査をお願いして採血をした。温覚や痛覚のない左腕なのだが、針を刺す時に独特の感触がある。結果については研修旅行から帰阪してからとなるが、旅行中の食事についてアドバイスをされたので気を付けよう。

さて、楽しみにしている番組にBSの「THE歴史列伝」があるが、そのナレーターを担当されている俳優でもある声優の「池永通洋さん」の声質と口調が、NHKで知られた「松平定知さん」と余りも似通っているので驚く。

「池永さん」は多くのアニメなどでも声優として活躍されているが、朝ドラのカーネーションで放送局の場面にアナウンサーとして登場されていたことが印象に残っている。

「松平さん」は、徳川家康の異父弟にあたる松平定勝を祖とする継承なので知られているが、ミスターNHKという存在だった「磯村キャスター」と従弟でもあった。

声質というものは骨格によって大きく影響されると言われており、声帯模写のタレントがその範疇で対象者を選ぶことも知られているが、語り口調をそのまま採り入れるには耳から聞き込むことが重要で、本人になりきったイメージを抱く必要がある。

10年ほど前だが、私のクローンという葬儀司会者が来社されて驚いたことがあった、ある社葬の看板が目に留まり会葬者に紛れて見学されたそうだが、そこで衝撃を受けてクローンを目指したことを知った。

本社のホールでマイクを使って語って貰ったら、20年前の私のイメージそのままで、よくぞここまでと感心したことを憶えている。

大阪の葬儀司会者の歴史を遡ると面白く、絶叫型、駅のアナウンス型、泣き節と呼ばれる特殊型など様々だったが、そこにアナウンサー型の私が登場したので大きく変化することになった。

もう30年ほど前のことだが、瓜破斎場の昔の式場である葬儀を担当していた際、入場する同業者やお骨揚げで待っている同業者達から「見学させて欲しい」と言われ、ご自由にと対応したが、かなり衝撃を受けた人達もあったようで、数日後に数社の司会者達が勉強したいと来社された出来事もあった。

昔、全国の葬儀司会者の憧れの部屋があった。事務所の2階に存在した「隠れ家」と称する世界で、そこにはシンプルだが高性能な音響設備があり、様々な録音編集まで可能となっていた。

去る人追わず、来る人拒まずが私の人生哲学で、自分のソフトや創作したナレーション原稿などをプレゼントしたら驚かれ、「どうして宝物を?」と質問されたこともあるが、それらは全て過去の物で、明日から別の世界を創造するからだと返すと信じられないという表情をされたのが印象に残っている。

葬儀の世界になかったものを発案して公開したら全国的に流行したことも幾つかあるが、それらが葬祭業の文化の向上に繋がったら嬉しいことである。

もうすぐ全国に点在する葬儀のプロ達が北海道に集まって研修会を開催するが、その中にはオンリーワン、ベストワンとなっている納棺の技術もある。そのレベルが凄いのは技術だけではなく悲嘆の心理を徹底的に研究し、遺族側の心情を重視したトークまで構築されているからで、そんなことを研修しているのは我々の組織しかないと自負している。

過日に事務局が発刊した「伝匠」をご笑覧くださった方々にはご理解いただけるが、そこに登場する日本トータライフ協会は悲しみプロ達の組織集団で、メンバーそれぞれが「皆が先生。皆が生徒」という合言葉で研修している。

研修会場となっている葬儀式場は、我が業界の誰もが見学したい世界で、2年前に初めて訪れて見学させて貰った時は衝撃を受けた。

この「独り言」もそんな研修会場から発信する予定もあり、業界関係者はご期待をと結んで今日の号を発信する。

今日の写真は難波から関西空港を結ぶ南海電鉄の「特急ラピート」を。鉄人28号というニックネームもある。
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