2012-12-24

クリスマス・イブ  NO 3139


 昼頃、冷え込みが厳しくなり、我が大阪にも雪が待っていたが、そんな中で式場を移動する女性司会者と会った。

 彼女は午前中に本館で行われていた葬儀を終え午後の西館の式場へに向かっているようだったが、寒風の中を自転車で走る後姿に「ご苦労さん、有り難う」と心の中で手を合わせた。

 メールを開けるととんでもないCMが受信されていた。「温泉に行きませんか。1泊2食付100円から」とあったが、こんな発想をするような組織やそこに加盟するような旅館やホテルには絶対行かないと伝えたい。

世の中には価格破壊という言葉が目立っているが、ピンハネビジネスを展開して加盟店を泣かせる発想は近い将来に崩壊すると断言する。

  ホテルや旅館の名称で検索してみたらはっきりと確認出来るが、大半の公式ページを発見する前にネットの紹介ビジネスの旅行会社が並んでおり、直接公式HP を開くと「このHPからご予約の場合には特典があります」なんて明記されているが、それならどうして紹介会社と契約を結ぶのかなと疑問を抱く。

 おかしなことも月日が流れると既成事実となり、いつか「何でもあり」の社会となってしまう。そんな例が山ほどあるのに、学習能力は低下の一途のようである。

 数日前、利用者の声を集約した「夜景の素晴らしいホテル」のランクが発表され、横浜のホテルがトップで大阪のホテルが2位になっていた。

 この大阪のホテルは昨年は第1位だったが、その際に、現役時代にこのホテルの式典総合プロデューサーとして招聘されていた時代もあり、ホテルのパンフレットの中に私の経歴や写真もあったので友人や知人達に驚かれたこともあった。

この「独り言」の中で「ご仏縁」という言葉が多いが、世の中は本当に狭く悪いことは出来ないもの。会社から連絡があり、遠方で行われる今日のお通夜のご親戚の方からの電話で「生野区の葬儀社らしいが」と仰って私の名前を確認されたそうだ。

 担当者から詳しく確認してみると、過去にPTAの役員をしていた小学校の教頭先生だったお方。幼稚園を併設する小学校の校長先生としてご栄転されたのは私の前の会長時代だが、お名前を耳にして懐かしい思いが蘇ってきた。

 OB会でご一緒に「湯の山温泉」に行ったこともあり、私は仕事の関係で車で参加、朝食もせずに午前6時に大阪へ向かった記憶もある。

 こんな体調でなければ出掛けて拝顔したいが、何しろ遠方なので叶わない。静かに南に向かって手を合わせた。

  あちこちで積雪のニュースもあったが、ここで「生活の知恵」のひとつとして紹介を。ノーマルタイヤの車で積雪の状態で発信するにはテクニックが重要。タイ ヤを空回りさせたらもう滑って前進が難しくなる。そこで、アクセルを踏む前にサイドブレーキを半分利かせておくと解決する。つまり、空転しないように発進 する訳だ。

 今日はクリスマスイブ。二十数年前にドイツのローデンブルグに滞在したことがあるが、ちょうどクリスマス前だったので様々な 飾り付けに驚いた思い出がある。ドイツは昔からクリスマスに対する強い思いがあるようで、クリスマス用品の専門店もあった。そこで献灯の用具に使えそうな ものを発見して購入し、持ち帰ってオリジナルなシステムセットを創作したが、それは今でも弊社に残っている。

 そうそう、そのローデンブルグの酒屋さんで土産物としてワインを20本購入したが、同行者のアドバイスから船便にしたのが大間違い。今でも届かないのだから何処へ行ってしまったのだろうかと思っている。
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