2007-01-18

??・17  NO 1751


 今日、会った方々すべてが12年前のことを語っていたが、それほど強烈な地震であり、それぞれがその時間帯のことやその後の思い出を聞かせてくれた。

 ボランティア活動に何日も通われた人も少なくなく、全員が募金という行動をしていたことも知った。

 揺れを感じる前に地下鉄が通るような音がしたという人もいたが、ペットが異常な行動をしたという体験談が多くて興味を抱いた。

 我が家にも2匹の猫の存在があったが、私は揺れで目を覚ましたところから猫達の異変に気付くことなく、テレビのニュースが始まった頃に落ち着かない猫の動きと、余震の度に怯えていた姿だけを憶えている。

 会社の事務所や自宅の一部にも地震の痕跡がはっきりとあったが、兵庫県内とは比較にならないような軽微なもの。しかし、目が覚めてから揺れでギシギシとなっていた我が家が<倒れる!>という恐怖の記憶だけははっきりしている。

 当家は北に玄関があり南に長く建てられている。この地域では南北の揺れが強かったようで、それらは家具の移動が物語っており、東西の揺れだったら間違いなく被害が拡大したと想像をしている。

 スタッフが朝から神戸の慰霊祭の手伝いに行った。一昨年には10周年ということで両陛下がご出席され大規模な式が行われたが、そのリハーサルの光景を思い出していた。

 考えてみれば地震とは本当に恐ろしいもの。恥ずかしい話を正直に打ち明けるが、昨年に入院して手術する際、<地震が起きないように!>と祈ってから手術室に入った。

新聞記事の中で「震災の日を忘れないように」「命のことをしっかりと考えよう」というテーマを目にしたが、最近は事件や事故が次々に発生して社会を震撼させており、全国で毎日のように悲しい通夜や葬儀が行われている。

弊社では葬儀の開式前に厳粛な「献灯式」を行っているが、その際に使用されるマッチが入った銀色の容器に「1・17」という文字が刻まれている。それは神戸研修会の際に私が見つけて買い求めてきたものだが、それからずっと大切に使われている。

 自宅の近所で友人とバッタリ、その歩く姿が普通ではない。「どうした?」と確認すると「ぎっくり腰で参っている」と如何にも痛そうな表情。彼は私の現在の腰痛の状況も理解しており、互いで「地震でも起きたら逃げられないな」と交わして見送った。

リ ンクのページから「サンサンてるよ」さんのページを訪問したら、震災時に幼い子供達を連れられてボランティア活動に行かれたことが綴られていた。いかにも 彼女らしい行動だが、今ならボランティア活動の内容にも「元気付け」というパワーアップ機能が増えられたような気がしている。

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