2006-01-16

??1年目  NO 1396


 昨年の今日、神戸にある兵庫県公館にスタッフと共に行っていた。次の日に行われる阪神淡路大震災の追悼式典のリハーサル、10年目であり天皇、皇后をはじめ政府要人の列席があり、前もって登録申請して発行された身分証を必要とする厳しい警備の中で進められていた。

 あれから、もう1年が経った。明日は震災の日から11年目となるが、前日に、次の日の早朝にそんな大地震が襲来するなんて予想する人は誰もいなかった筈、自然災害の恐ろしさに、人間は、もっと臆病、謙虚であるべきと考えたい。

 明日の朝、弊社スタッフが女性7名を伴って神戸に向かう。震災モニュメントの会場で行われる追悼式のお手伝いだが、多くの犠牲者の冥福を祈念申し上げ、天候に恵まれることを願っているが、ニュース映像でおかしな姿を見せるなと命じてもおきたい。

  この冬の大雪の大被害や地震のことを思いながら、テレビのチャンネルを回すと嘆かわしい。謙虚の欠片もない占いオバサンが豪そうなことを「口害」の如く吹 きまくっている。他人の運勢について恐怖感を煽るなんて罪な行為、番組制作に携わる局の姿勢の低次元さと、提供するスポンサーにも「品」がなくて「貧」に 感じて仕方がない。

 私は霊感師ではないが、自身に不思議なパワーがあることを感じ始めている。それらはこの2,3年に徐々に強くなり、 今年になって急激に強くなったような気がする。言葉や文字で表現することは出来ないが、不思議なことが次々に起き、それが朝方の夢の中で想像されてくるの である。

 昨年のある時から「念気」という言葉を何度か書いたが、それは他人の「幸せ」を願う思いを送ること。決して「不幸」を送るものではないと信じていただきたい。

 悲しみという不幸でいっぱいの葬儀、そこで「不幸でないように」と思う気持ちに何かが生まれる。それが「かたち」になって伝達出来れば私の仕事。与えられた余生をそんな思いで過ごしたいと考えている。

  中国は脅威、北朝鮮は指導者の心が貧しい、イランの行動は愚かである。三者に共通するのは地球全体や将来を考えていないこと。周囲を海に囲まれ国境のない 我が日本の役割は、小さな国で遠い未来を熱く世界に語ること。少なくとも孫や曾孫の時代を考えようと京都議定書のような行動を積極的に取り組むべき。

 シベリアでマイナス58度が記録されたそう。一方で、宮古島でセミが鳴いたそうではないか。そんな自然の異変がシグナルを発しているよう。

  日本航空でミス多発、ピンを抜き忘れた単純ミスや、片方のエンジンオイルがなくなって緊急着陸という信じられないニュースもあった。客観的に判断すれば乗 員と整備員に軋轢が生じて当たり前、それを統括する経営陣が情けない。事故による被害者が出て謝罪するエネルギーを考えれば、何をすべきか簡単だろう。

 それでも人間はミスを起こしてしまう。交通機関に「命」の教育が欠けている事実、そして自然災害に対する「命」のガードに備えたい。明日は、忘れてはならない「震災の日」である。

 結びに、ちょっと秘話を。弊社が葬儀で行うオリジナル「奉儀」だが、そのひとつ「献灯式」で使用するマッチのケースは私が神戸で買い求めてきたもの。「1・17」の文字が刻まれている。
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