2024-01-22

札幌からの電話  NО 10086

NО10086
前号で触れた参院の湯村温泉だが「夢千代日記」でも知られる名湯である。妻と友人の3人で出掛けることになり、大阪駅から「特急はまかぜ」を利用したが、姫路駅からスイッチバック運転されるので逆方向へ向かう。そこでシートを回転させたのだが、背もたれの中に手袋を入れたまま忘れて、江原駅で降りてしまい、旅館の送迎バスで旅館へ行って気付いた。途中でいくつかのスキー場があり、高校時代にアルバイトでバスの助手をしていたこともあり、懐かしいスキー場もあって、青春時代に戻ったような気がした。

夕食の料理はカニ中心だったが、私が苦手なので「すき焼き」を選択していた。

夕食を終えてから手袋を求めて数軒の店を訪れたが、やっと手袋がいっぱいぶら下がっていた呉服屋さんを発見し、購入した。

私の忘れ物は性格もあるのかもしれないが、過去に北海道旅行で「トマム駅」「富良野駅」で二日続けて杖を忘れたたこともあり反省ばかりしている。

今日はヘルパーさんが来宅してくれる日で掃除機を掛けてくれている時に電話が鳴り、私が出たら北海道からで、ご主人の一周忌が済んだと仰っていた。

私が北海道で仕事をするようになったご仏縁もあり、奥さんを慰めに行かなければと考えていたが、妻が亡くなってしまったので果たせていない。

数年前、妻が札幌のホテルで体調を崩し、風邪気味になってしまって高級料亭の予約で迷惑を掛けたこともあったが、次の年に友人と出掛けてホテルオークラの地下の和風レストランで会食をした出来事も懐かしい。


超高級和食の京料理の店は、ホテルオークラの前にあったことを記憶しているが、妻が亡くなったことを伝えたら驚かれていた。

この時に札幌の前に宿泊したのが小樽の「ノイシュロス」で、小樽駅から乗った個人タクシーの運転手さんが「恐ろしいホテルですよ」と言われたので幽霊でも出るのかと構えたら 、絶壁の上に立地する建物だった。

フレンチのフルコースだった夕食は、私がカニ苦手と伝えると、白身魚のムニエルで対応してくれ、素晴らしい夕食となった。

予約した部屋はバリアフリールームで、楽だったが、水の軟水の拘っており、風呂の湯も軟水だった。

次の日、小樽駅から快速で札幌に向かったが、10月26日だったのに猛吹雪で何処へも行けず、上階で映画を見たことを憶えている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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