2019-10-09

大丈夫かな?  NO 8600

台風19号が日本列島に接近中で、喜多やさんの店内で撮影過去の伊勢湾台風の進路に似通っているという予報もあったが、九州、四国よりも東側に進みそうで、紀伊半島沖から中部地方、東海道に大きな影響がありそうで、交通機関の混乱も予想されていた。

10月の台風は海水温度が下がっているのが定説で、地球環境の異変が台風にエネルギーを与えてしまうようで、スーパー台風と呼ばれる猛烈な勢力になってしまうそうだ。

最大瞬間風速が75メートルと言うのだから想像を絶するが、昨年の21号で駐車場の車がコロコロ飛ばされるニュース映像を目にした時は衝撃だったが、その頃に我が家も大変な被害を受けていた。

そんなことを書いたら、遠方にいる友人から電話があって「独り言」に被害の写真を掲載してくれと言われたが、撮影する前に大規模な足場が設置されていたので撮影しなかった。振り返れば記録として残しておけばよかったと思っているが、近所の方々が「リニューアル工事をするの?」と聞かれた程の足場が組まれ、夜間に侵入者がないように気を付けていた。

町を歩いているとカボチャを見掛けるようになった。恒例のハロウィンの時期である。昨年は秋田から五能線で日本海を通り青森で宿泊し、朝食も食べずに早朝のフェリーで函館に入り、友人が館長をしている博物館を訪れ「特急スーパー北斗」で長万部で普通列車に乗り換えてニセコに行ったが、ニセコ駅にはカボチャいっぱいおかれていたことを憶えている。

ニセコで利用した旅館は「紅葉音(あかばね)」だったが、病的な偏食のある私のために感激するような対応をしてくれたことはこれからの人生で記憶のページに残っているだろうし、料理長の白川さんに改めて「有り難うございました」と書いておこう。

随分昔から葬儀に関する地方の慣習を調べていたこともあったが、印象に残っているのはお通夜や葬儀の前に先に火葬を済ませ、お骨でお通夜をする地域があちこちにあって驚いたことがある。

特徴的なことは漁港が多かったことで、喪主を務めるべき人物が遠洋魚業で数ヶ月戻らないような事情から、戻ってから葬儀をというシナリオに進んだようだが、内陸部でも養蚕業で手が離せない時期に葬儀を行えず、取り敢えず火葬をしてからという慣習が生まれたこともあったようだ。

数年前に函館の知られるお寺のご住職との会話の中に、先に火葬をしてお骨でお通夜や葬儀を行う慣習を改める思いが強いと言われていたが、遠方に在住する家族や親戚が訃報で駆け付けたらお骨だったら対面も叶わないということになる。

前号で触れた伊勢神宮の警衛のトップのことだが、私の親戚の訃報があって志摩に出掛けたら、家族は誰もおらず近所の方から「火葬場に行っている」と聞いて衝撃を受けたことがあった。その時に私の幼馴染みが「懐かしいなあ」と姿を見せたが、我々同期の出世頭は伊勢神宮の警衛のトップに就任した人物と並んで私だと言われたのでびっくりした。

何度か私の出演しているテレビ番組を観たそうだし、新聞記事に大きく採り上げられていることを読んで再会したいと思っていたそうだが、その彼も昨年に亡くなってしまった。

伊勢の親戚のお通夜も葬儀もお骨で行われたが、宗教は神式でご遺体のないお通夜は信じられなかった。

故人の娘が福岡県に在住していたが、新幹線で京都駅で近鉄特急に乗り換えて到着したらお母さんとの対面も叶わず、お骨のお通夜で憔悴していたのは言うまでもない。

上述の函館の話題だが、先に火葬という慣習が進んだ背景に「洞爺丸台風」の被害と言うことも指摘されている。この台風では洞爺丸だけではなく他にも青函連絡船が被害を受けており、青函トンネルの建設のきっかけとなったという記事を読んだことを憶えているが、天災に人災が重ならないことを願っている。

今日の写真は外宮近くにある鰻料理の「喜多や」の店内で、西村幸生選手の資料が多く展示されていた。
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