2018-02-19

冷え改善の目的で  NO 8123

井づつや 部屋夢千代で知られる兵庫県の湯村温泉に行って来た。年末から手足に情な冷えを感じてどうにもならず、温泉に何度も入ったらどうなるだろうかと考えて行動したものだが、部屋の露天風呂も温泉になっており、昨日に4回、今日2回と入ったら随分と改善したようになった。

大阪駅から姫路を経由して播但線に入る「特急 はまかぜ」を利用し、江原駅から旅館のシャトルバスを予約していたので楽だった。

前回は福知山線経由の特急列車で城崎温泉駅まで行き、普通列車に乗り換えて浜坂駅まで行ってタクシーを利用したが。今回は交通費の負担が随分と少なかった。

同行した人数は奇数なので誰か一人が知らない人と同席となる。乗り込んでびっくりしたのがすでに3人組の大阪のおばさんが座席を向かい同士にしてお喋りが始まっている。発車して空席だと確認してから座席を回転させるのが最低限度のマナーだが、こんな人達が多いようで困惑する。

大阪駅を出発した際に空席が目立っていたのに、姫路駅で団体客が乗車したので満席となった。播但線へは姫路駅で逆方向に走行するので座席を回転させる人が多いが、私も大病の後遺症から進行方向へ向かって着席したいので回転したら、対面席になる高齢の男性二人連れが「面倒だから」とそのままで行くことにした。

江幡駅で降車した際に気付いたのが手袋をシートの網ポケットの中に入れたままだったこと。停車時間からすると取りに行くのは絶対に無理で、ドアが閉まって発車してしまっても路線に詳しい私なら別料金を支払って浜坂駅回りで行くことは可能だが、妻や他の人達には無理で、手袋とお別れをする決断をした。

シャトルバスで旅館に向かう。途中に名色、万場など神鍋スキー場の近くを通り、青春時代の毎週土曜日にスキーバスの助手のアルバイトをしていた時に何度も訪れた地を懐かしく思い出していた。

大型バスを駐車させると町営や村営の規定書類に書き込みをしなければならず、それは助手の仕事になるところから、お客さんを下ろして積み込んでいたソリをそれぞれ手渡すと未明の暗い中で事務所に行くのだが、それが終わると決められた駐車場にバスを移動させ、乗務員専用の民宿で仮眠することになるだが、明るくなると私もゲレンデで滑るのが楽しみで、こんな恵まれたバイトはないと思っていた。-

バス会社から支給される「2500円」、往復に立ち寄るドライブインで2000円の心づけも入るし、時にはお客様の幹事さんから心付けをいただくこともあるので同級生達から羨まれていた。それは55年前の話である。

神鍋、鉢伏、戸倉などに毎週末に乗車していたが、当時から車内マイクで喋っていて運転手さんから「お前、バスガイドよりうまい」なんて言われていたことも忘れられない思い出である。

旅館の夕食は「お食事処」で但馬牛の「すき焼き」だったが、他に様々な会席料理が出て来るので多くを残して担当の仲居さんに申し訳ないと伝えて来た。

同行してくれた人達にはこの季節の山陰に来て「カニ料理」を食べない選択に驚かれたが、今日のランチで「楓」という知られるレストランで但馬牛のヘレステーキを食べて来た。

そこへ行く前にハプニングがあった、私が手に持っていたデジカメが行方不明になってしまったからで、夢千代像を撮影してから何も撮影しておらず、勾配のある階段を戻って落としていないかを調べても発見出来ず、まるでミステリーだと思った瞬間に一つの可能性があることを気付いた。それは小雨が止んだので旅館に返却した傘の中に落としているのではということで、友人が確認に行ってくれたら傘の中から発見されて安堵した。

温泉地は30センチの積雪が残っており、手袋がなければ厳しい状況。そこで旅館のスタッフに聞いたコンビニや土産物店に行っても置いておらず困っていたら、近くの呉服屋の存在を教えてくれた人があり、期待をせずに「ないでしょうね?」と店舗の奥の方へ行ったら、高齢の女性が「ありますよ。入り口のところにいっぱいあったでしょう」と言われて確認したら、様々な手袋が並んでおり、その中から「660円」の商品を選んで買って来た。

利用した旅館は歴史のある「井づつや」だったが、そこには旅館ならではの世界が感じられてよかったと思っている。

帰路は「福知山線」経由で「特急 こうのとり」を利用したが、城崎温泉駅から満席状態のような混雑でびっくり。通路を挟んだ席に4人の女性が向かい同士になって大声で喋り合っており、周囲の乗客が閉口していた。

大阪駅で降車されずに終着駅である新大阪駅まで行かれたようだが、果たしてどこに在住されているおばさん達だろうかと興味を覚えている。

今日の写真はお世話になった旅館「井づつや」さんの部屋を。
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