2017-09-10

また「借り」が  ǸО 7968

特急くろしお パンダ先月に続いて「さくら」を利用した。福山駅まで1時間と少しだが、半世紀前に行ったことのある瀬戸田にある「西日光 耕三寺」に参拝した。「しまなみ海道」が完成してから訪れたのは初めてだが、50年前は松山から船を利用。その後に訪れた2回目は水中翼船だったと記憶しているが、半世紀前の時は三原から「急行 関門」で帰阪したことをはっきりと憶えている。

階段が多いので一部の参拝はパスしたが、大理石3500トンで建造されている未来心の丘で珍しいジェラードが食べられるカフェまでは上がった。

随分前から友人達を伴って尾道で「お好み焼き」を食べるという企画をしていたが、迎えてくれたピピの社長が専務の運転する車を準備してくれ「呼子」でしか食べられないと思っていたイカ料理の割烹へ案内してくれ、地元の「お好み焼き店」を10店以上訪問して実際に味を確認され、「ここがお勧め」と選んでくれたのが「あそう」という店だった。

予約してくれていたので鉄板のあるカウンター席に座ることが出来たが、次々にお客さんが来店され、鉄板の上は10枚以上のお好み焼きが焼き上げられた。

我が大阪とは全く異次元のお好み焼き。目の前で繰り広げられるこの店のレシピは写真や言葉で表現することは不可能で、JRの尾道駅から近いのでこの地に行かれたら「百聞は一見に如かず」なので是非どうぞ。

そうそう、「アイス最中」で知られる「からさわ」も絶品で、これまでに食べたアイスクリームとは異質なレベルだった。

今日は市役所の前にある映画資料館にも立ち寄った。玄関に大きな映画カメラの機材が置かれ、中には昔の映画のポスターなどの資料が見学出来たが、尾道撮影された「小津安次郎監督」作品の「東京物語」もあり、笠智衆さんが尾道水道を眺められる場所であるお寺の境内にも行って来た。

ここからは「幸せ列車」の「10年前の独り言」から転載する。

涙を流してきました  NO 1969   2007-09-09

過日に行った京都の「タオ治療」院、今日の午後3時半の予約を願っていたが、スケジールが重なってしまい残念ながらキャンセル。痛みを背負いながら遠方で行われたお通夜の式場に行ってきた。

夕方、弊社の式場を担当するスタッフに進行シナリオを伝授、それから東の空を見たら真っ暗、間違いなく何処かで大雨が降っているという感じ。式場の傘を確認してから出発をした。

阪神高速から名神高速道路を経由、青春時代に大事故を起こした場所を通過しながら最寄りのインターチェンジで降りたが、少し手前から「雨、50キロ規制」という電光掲示が出ていた。

式場に着くとスタッフから「猛烈な雨が降り、さっき、嘘みたいに止みました」との報告があったが、空を見ると、もう雨の心配はないようで安堵、少し心が落ち着いた。

式場は広大な境内の一角にあったが、ご住職が素晴らしいお人柄。ご仏縁に心から手を合わせ、他府県から来られる他宗派のご導師のご到着を待った。

そんな開式前のひととき、境内の一部を散策させていただいたが、如何にも由緒深しい名刹、格別な仏様の空間を感じた。

通路となっている一部のコンクリートに猫の足跡が残っている。ざっと数えると20箇所ぐらい続いていたが、工事の最中に野良猫が通った足跡みたいで、それが何かあたたかい雰囲気を醸し出していて印象に残った。

定刻で始まったお通夜だが、喪主を務められる奥様の側に幼い子供さんがお二人。まだお父様の死を理解されない年代であり、弔問された皆さんの涙を誘っていた。

スタッフの一人が「こんな悲しいお葬式は堪りません」と涙を流していたが、司会を担当する立場にも大変な思いが生まれるもの。私の年代には、お子様達が孫のように被さるという辛い思いに言葉が出難かった。

そうそう、冒頭のキャンセルの電話だが、ご丁寧な言葉で私の現在の体調を心配くださり恐縮した。「急な仕事で」と申し上げたが、この年代で土曜日なのに急な仕事とはどんな推測をされたのだろうか。まさか「葬儀」の仕事だとは想像されていないだろうが、患者名でネット検索すれば分かってしまう。

しかし、施術を受けた部屋に仏様の大きな写真が掲示されていたのだから、これも「ご仏縁」であり、何やら気分的に「完治」に至るような兆しを感じている。

明日の出発は、日曜日の渋滞を予測して早めとなる。今からナレーションの草稿をするつもりだが、肩にメンソール系の塗り薬をと考えている。

今日の写真は新大阪まで「特急 くろしお」を利用したら、入線して来たのが先月から運転されている「パンダ列車」だった。車内もパンダのデザインがいっぱいあった。
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