2016-04-03

久し振りの再会  NO 4814

予讃線 観音寺駅(かんおんじえき)孫から電話があり「妖怪パッドS」を買って欲しいと懇願され、阿倍野の近鉄百貨店の玩具売り場に行きスタッフに聞いたら「売り切れで、次に何時入るか分かりません」と言われてびっくり。帰宅して電話をしたら残念そうだった。

子供のおもちゃも時代の流れで変化をするが、アナログな我々の年代ではさっぱり理解不可能なレベルである。

さて、交流のある高知の「おかざき葬儀社」社長とのメールのやりとりをしていた。昨日彼女は宗教者団体への講演の講師を担当しており、テーマは「自分らしい葬儀」で、お寺様さん達がさぞかし衝撃を受けられ意識改革につながったことだろうと想像する。

彼女の「手作り葬儀」のレベルはまさにプロの世界。私もかなりの葬儀社との交流があるが、彼女の有する卓越した様々な技術はそれこそ別格の域を感じ、私がこの世を出立した際の葬儀は彼女にプロデュースを依頼したい思いさえ抱いている。

彼女の感性は普通じゃない。様々な世界のプロ達が彼女と出会うと大きな影響を受けることになる。前にある音楽家が彼女と出会って彼女のためにオリジナルな葬儀用音楽を作曲。
そのCDをプレゼントして貰ったことがあるが、その音楽家も本物で、葬儀というものが決して暗いものではないことを旋律から感じさせられていた。

同時多発テロの慰霊式の時にオーケストラが演奏したのはバーバー作曲の「弦楽のためのアダージョ」だが、この曲はケネディー大統領の葬儀にも演奏された歴史があり、バーバー自身は「葬儀の曲ではない」と不満を抱いていたことも知られているし、ベトナム戦争を題材とした映画「プラトーン」でも流れていたが、葬儀即ち「暗い」「悲しい」という考え方はおかしく、優しく包まれるような旋律が理想であり、前述の音楽家からその理念がしっかりと伝わって来た。

私も過去に葬儀用音楽「慈曲」を監修したこともあり、最終曲「逝かれし人へ」は私の作曲であり、ご高齢の双子姉妹で知られたお2人の葬儀でご出棺時に流されていた。

そんな「おかざき葬儀社」の社長と会う予定があるが、前回に会ったのは北海道の苫小牧駅で、私が利用していた「特急 スーパー北斗」に南千歳駅から乗車されたらしく、苫小牧駅の駐車場で一緒になった時はびっくりしたが、その日に行われた彼女の講演の内容は意義深く、更に驚くことになった。

テーマは納棺や化粧に関する特別な技術だが、専門の教育を受けるアメリカの大学クラスの世界が感じられた。

「新大阪」から「さくら」を利用したが、乗車した指定席号車の大半の利用者は欧米人の団体みたいで英語が飛び交っている。私の前の席の人が通訳兼添乗員みたいで何か質問があれば彼女の所へやって来ていた。

新神戸駅を過ぎた所でワゴンサービスが車内に入って来た。山陽新幹線しか販売されていないお気に入りの「凾館こがね」を買おうと思っていたら、乗客に先に販売メニューが配布されていたみたいで、各席で注文が殺到。降りなければならない岡山駅になってもまだ来れなかったので諦めた。

岡山駅から快速「マリンライナー」で高松へ向かった。瀬戸大橋線を走るのは久し振り。この間は1時間弱だが1号車のグリーン車がお勧め。一般的なグリーン車は2階席になっているが、運転席の後方の4席だけの1階席はプラチナチケットと呼ばれ、その入手は至難である。「ジパング倶楽部」の割引きで「700円弱」でグリーン車が利用出来る。この間は絶対に車窓を見るなら2階席である。

これが「讃岐うどんだ」という世界も体験した。高松駅から松山駅に向かう「特急 いしづち」を利用したが。3両だったのが多度津駅で「特急 しおかぜ」と併結して8両にな
った。途中から雨で車窓も見え難くなったが、単線の部分が多いので、擦れ違うべき列車が遅れたら影響を受ける。途中で「6分遅れ」とアナウンスしていたが、終着駅に着いたら2分遅れになっていた。

駅に深いご仏縁に結ばれる同業者の専務が迎えに来てくれていた。一昨日に予約を入れたホテルとも交流があるらしく、わざわざよろしくと電話を入れてくれていた。

彼とは3年ほど前に尾道のホテルで再会したことがある。その時に会食からホテルの部屋に戻った際、夜間用の飲料を部屋まで届けてくれた配慮に妻が感心していたが、今回は部屋に入るとホテルスタッフが「託されました」と届けてくれた。

夕食は蕎麦好きな私のために松山で超有名な蕎麦店へ連れて行って貰った。ちょっと食べ過ぎたが、今日が大学の入学式だったという娘さんを伴っており、背の高い端正なイメージの女性で私も妻も「素晴らしい女の子」と話し合っていた。

今日の写真は予讃線の途中にある駅だが「かんのん」ではなく「かんおん」と読むそうだ。銚子電鉄に「観音」駅が存在するがそれは「かんのん」と発していた。
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