2015-09-07

ただびっくり  NO 4304

富良野駅今日で「幸せ列車」のコラムで「フィクション 女将シリーズ」を書き始めて2か月を迎えた。毎回完結という短編小説だが、予想もしなかった話題になり、今後の展開に何か大きな変化が生まれるような様相である。

友人や知人からのメールも多く、葬儀のテーマで書いている時は静かだったのに更新継続が予想外だったようで、「10本ぐらいで終わると思っていたら1ヵ月以上を超えたので驚いた。どこからネタを探して来るのか興味を覚える」というのもあったし、「内容が面白いし、いつまで続くのだと興味深い」と書いてくれていた人物もあった。

2か月ということは60本を超えたということになるが、プールしてあるファイルを確認してみたらまだ30本近く残っているのだからまず100本は大丈夫のように思っている。

昨日のBS番組でJR九州に誕生した「或る列車」を特集していた。一人の人物が描いて模型を残された夢の列車を具現化したものだが。日本中で様々な観光列車が登場し、それぞれが話題を呼んで人気が高い。

過去の紹介した「花嫁のれん」の列車も、能登で知られる加賀屋旅館とコラボをして「おもてなし」を提供しているそうだが、テレビドラマにもなったこともあって知られているようだ。

過日のNHK「新風土記」で北海道の富良野を特集していた。止めようとしたラベンダー畑の一部を道楽みたいに続けていたら、国鉄のカレンダーの写真に使われ、一気に全国から観光客が押し寄せたという歴史があり、その後「北の国から」というドラマによって全国で知られる特別な場所となった。

ラベンダーには忘れられない思い出がある。2000年に発表して話題となった「慈曲葬」だが、そのシミュレーション形式をプロデュースした祭壇にラベンダーを取り寄せて創作したのだが、会場となったホテルの部屋が花の香りで大変となり、本番前に換気をしてから始めることになったからだ。

描いたシナリオは大阪で喫茶店を経営している女性が病気になり、闘病生活の末に亡くなってしまい、娘さんとお父さんが生前の夢だった故郷の富良野にペンションを建てるというストーリーで、お花畑の中にテーブルが置かれた祭壇をデザインし、お父さん役に総副支配人、娘さん役にはホテルスタッフをキャスティング。テレビドラマ「七人の刑事」の主題歌を歌っておられた「西川慶さん」も喫茶店の常連客として出演を願い、新しくリリースされたCD「コーヒーのある情景」を献唱していただいたのだが、この場面がNHKテレビの全国放送で流れたことから予想もしなかった出来事に発展。やがて新聞の一面にカラー記事として掲載された。

我々葬儀社が新聞の一面に採り上げられることは悪いことで話題にならなければ無理だが、弊社は21世紀の新しい発想の葬儀の「ありかた」として採り上げられた訳で、弊社の歴史の中の誇りの一つとなっている。

今日の写真は富良野駅を。
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