2015-08-21

「残る」と「遺る」  NO 4287

CD 慈曲今日は憎まれ口を覚悟して書いておこう。高校野球が終わった。決勝戦も見応えがあった。10年前の「独り言」を見ると駒大苫小牧が連覇していた年で、深い交流のある苫小牧市民斎場のすぐ前なのでおめでとうと書いていた。

早稲田実業の1年生は凄かったが、そのビッグマウス振りも凄かった。大先輩の偉大な王氏が「ビッグマウスもいいのではないですか」と擁護されていたが、誰か教える人が周囲にいないのかと指摘している声もネットの中には多く、ただチヤホヤされて来たのだろうかと思ってしまった。

彼のようなビッグマウスははっきり指摘して得することはない。もう随分と損をしたと思っているが、来年の選抜に出場することがあったら言葉の表現も成長していたらと期待したい。

ゴルフの石川遼選手が2勝目をした時だったと記憶するが、優勝インタビューで「何と言う発言をするのだ!」と衝撃を受けたことがあった。さすがに誰かが教えたみたいでそれからは発言に気を付けるようになっていた。

言葉とは恐ろしい。つい本音が出てしまうこともある。ゴルフが出たので触れておくが、女子プロで活躍している有名選手がテレビ番組の中でバレーボールやバスケットボールをやっている人達のことが理解出来なかった。お金儲けにならないのになんて発言をした放送を偶々観ていたので「この子は何を言うのだ!」と思ったら、次の日にクレームが殺到して謝罪することに発展したが、考えられないことも起きるものである。

言葉遣いで気になることがあった。将棋の世界で素晴らしい活躍をされている羽生氏だが、インタビューで1分間に「まあ」という言葉が何回も出ていた。きっと口癖になってしまっているのだろうが、意識するだけですぐに半分ぐらい減らすことが出来るので誰か周囲の人がアドバイスをされることを願っている。

過去に出版した愚書について調べたら、「あの世の旅」がアマゾンで倍の価格で販売されているので驚いたが、発行数が少なかったことから過去にネットのオークションで「8000円」になっていて腹立たしい思いをしたことも憶えている。

この世に生まれ、葬儀という仕事に従事する中で多くの「プロ」達と出会って交流して来たが、大病を患ってあまり長くない状態になったことからか、私が過去に発言していた語録を纏めて「伝匠」というタイトルの書物にして出版され、すでにアマゾンに出ていたのでびっくりした。

主筆した著者はクリエーターとして知られる人物で、誰もが知るテレビのCMなどを担当され何本も話題になったし、番組を宣伝する所謂「番宣」なども手掛けており、私が監修した葬儀音楽のオリジナルCDのタイトルである「慈曲」の命名者でもある。

今年の春に大阪で集まった際の会食で「残そう」ということから短期間で発刊されることになったのだから驚きだが、存命中に完成したことから「遺そう」にならなかったので幸いである。

今日の写真はオリジナルCD「慈曲」のジャケットを。10曲目はちゃっかりと私が作曲した「逝かれし人へ」も入っており、これも「生かされた証し」の一つである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net