2019-06-29

G20開催中  NO 8510

倉吉の蕎麦屋さん今夜は友人達と会食をした。利用した居酒屋のマスターが昔の私のことを知っていてびっくりしたが、マスターのお母さんと妻が知り合いだったというご仏縁もあった。

杖を手に歩くのが大変になってきている。目が不自由になっている状態なので転倒すれば最悪で、骨折すれば「寝た切り人生」になるので気を付けている。

トランプ大統領の来日で伊丹空港が使用された煽りで、福島から大阪へ向かう民間機が石川県の小松空港へ一時的に着陸した報道もあったが、他国の首脳達は関西空港だったのに、どうしてトランプ大統領だけが伊丹空港にという疑問の声がネットで騒がしい。

ファーストレディの皆さんは昭恵夫人の案内で京都観光に行かれていたが、東福寺で広報担当している塔頭の住職はとは何度も葬儀でご一緒したご仏縁があり、当時を懐かしく思い出していた。

ヨーロッパを熱波が襲来し、フランスでは43,3度を記録したニュースに衝撃を受けたが、地球の観光問題に真剣に取り組むべきと自然が警鐘を鳴らしているみたいに感じる。

今日も横着をして「幸せ列車」に掲載されている「10年前の独り言」から転載をする。

川の流れ  NO 2462  2009-06-27

NHKのBSで「美空ひばり」さんの特集を4時間も放送していた。入院中にはテレビを一切観なかったが、自宅に戻ってからは懐かしい時代が出て来る番組が楽しみ。特にカラー放送でなかった頃の映像に郷愁を感じてしまう。

紅白歌合戦はあまり観なかったが、「宮田 輝」さんや「高橋圭三」さんが司会を担当されていたことが印象に残っている。

昭和を代表される偉大な歌手。彼女の代わりは存在しないというほどの女王、歌姫だったが、存命されていたら72歳になっている筈だ。

担当するご葬儀で伺う故人の思い出話、そんな中に「美空ひばり」さんの歌が好きだったという方が多く、歌は世に連れ、世は歌に連れの言葉の意味を学び、人生とは正に彼女の名曲「川の流れのように」との結論に至る。

「越路吹雪」さんのファンだった私だが、演歌が苦手な一面に、下手なギターの弾き語りでは「悲しい酒」が十八番だった。病魔によって失われた前の美声?は出ないが、今の変な声で歌える日が訪れることを楽しみにしながら「キー」の変化もチェックしたいもの。

来月に「石原裕次郎」さんの大規模な23回忌法要が行われるが、考えてみれば、彼も「美空ひばり」さんも私より若くしてご逝去されている。なのにはるかに年上のように思えてならないのは、自分の人生の時代それぞれに彼や彼女の歌が存在し、彩られているからかもしれない。

我々日本人は和歌や俳句など「五七調」が心地良く聞こえるものだが、彼女は歌い上げる世界は彼女ならではの特別なもの。そこに「天性」という言葉が浮かんで来るのである。

「川の流れのように」は、彼女が遺した名曲としていつまでも歌い継がれるだろうが、私は30代の頃に葬祭業の変化に「川の流れ」を比喩として表記していたことがある。

 過日に書いた「優曇華の花」や「盲亀の浮木」も同じだが、私は雨の一滴をこの世に生を享けるパーセンテージとして捉え、川の流れのように海に到達するまでが人生と考えていた。

森に降る一滴、葉に降る一滴、地に降る一滴、また海の上に降ってしまう一滴もあるが、そんな中で川の流れになる一滴が上述の喩えとしたわけだが、アマゴが棲む渓流、鮎のいる清流を経て海に到達するところで船を浮かべている我々の職業。

病院との癒着問題からすれば、船がJRの鉄橋ぐらいの場所で待ち構えていることになるが、その船がどんどん川を遡り始めたと言えるのが互助会組織の登場。

それは中陰期間に用いられる仏具が「白」であるように、用意をするべきでなかった葬儀の世界を根本的に変化させてしまい、お互い様感情が背景にあった純日本的なしきたりである「香典」の慣習さえも一変させてしまうことにもなった。

さて、杖を手に商店街を歩いていると知人から声を掛けられることが多いが、私の病を知っておられた方々が揃って驚きの表情を見せられる。勝手な風評で重病説が流れていたみたいで、私の身体を目で確認しながら「どこも痺れていないじゃないの!」の言葉に思わず笑ってしまう。

退院につながったから笑うことが出来るが、ここに至るまでには多くの奇跡的な出来事があったことを忘れてはならず、間違いなく「生かされた」ということになるだろう。無理をしないでゆっくりと養生しながら過ごす日々、明日は懐かしい人物と会う予定が。

今日の写真は倉吉駅から乗車したタクシーが勧めてくれた蕎麦屋さんだが、狭くて急な階段を3階まで上がるのが大変だった。
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