2018-02-06

寒過ぎ  NO 8111

湯村温泉昨日は休載した。過ごしている部屋の中の冷え込みが余りにも強く、手が震えてパソコンを打てないような状況で、今日も寒いが部屋を閉め切って打ち込んでいる。

「幸せ列車」で紹介いただいている「10年前の独り言」だが、10年前のこの時期は様々な体調異変の兆候があり、掛かり付け医から3月にMRI検査を受けることになっていたが、2月に発病して救急車で運ばれて人生が大きく変わってしまった。

その1年前に腹部の大手術を受けており、その際に心疾患と脳疾患の恐れがあると指摘されていたが、それらの兆候が信号みたいに出て来ていたのに、最悪の想定をしなかったことが後悔する後遺症に至ってしまった訳である。

「手の指が痺れている」「左足の踵が固まっているような感じがする」「湯船に入ったら左半身が水風呂に感じる」「左ひざの裏側が涼しい」「テレビの画面がシネマスコープみたいに上下が狭くなった」「市改組している時に2秒間ほど呂律が回らなかった」

上記がこの時期に表れた兆候だったが、それらは近付く病魔の足音を確実に物語るものであったが、すぐに危険性はないだろうというという判断が大きく間違っており、その時に血液をサラサラにする薬を服用ていたら避けられたと思われる。

これらは一過性脳梗塞の顕著な兆候で、血管内を流れる「不純物」が心臓周辺の血管を詰まらせたら心筋梗塞になるし、頭部の血管を詰まらせたら脳梗塞という重篤な問題を秘めていたことになる。

少しでもおかしいと感じたら医療機関へ行くことが重要だが、深刻に考えないのが命取りになることが多いので気を付けたい。

発病した瞬間から身体の機能が全く不自由になる。最悪の症状がでる部分の高速だったので大変だったが、辛くて厳しいリハビリに挑戦して何とか杖を手に歩けるようになって退院出来た。

退院後に苦しんだのは「嚥下障害」で、飲食だけではなく服用する錠剤も恐ろしくて粉末にして貰ったことも懐かしい。

それから10年の月日が流れたが、水やお茶を飲む際には気を付けている。気管支と食道の分かれ道のコントロールをするのが脳内にある命令形の神経なのだが、ここに支障が生じるとうまく行かず、固形物なら呑み込んでから少しは余裕があるが、飲み物はすぐに至ってしまうので間に合わない危険性があるからだ。

飲食物が気管支に入ってしまったらどれほど苦しくて大変なことかは体験者しか分からないだろうが、救急車で運ばれる前に異常な喉の渇きでコップ半分の水を飲んだことが最悪で、発症時に嚥下障害が起きており、それが原因となる肺艶の高熱で3週間程度苦しんだ体験もしている。

病魔に襲われ理という言葉があるし、お通夜の説法であるお寺さんが「死は前からやって来るだけでなく、後方から突然やって来ることもある」と言われた言葉も印象に残っている。

何度も入院して病室で天井を眺めながら「まだまだやりたいことが」と思っていたが、体調が芳しくない最近でも生かされていることに手を合わせている私である。

今日の写真は行きたいと思っている山陰「湯村温泉」の荒湯と足湯を。
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