2016-12-27

大切にしたいこと  NO 5970

山葵「幸せ列車」の「10年前の独り言」を読みながら、当時にナレーションを価値観を著しく下げた「虫食いバージョン」をやっていた司会者達のことを思い出した。

それは故人の「性別」「名前」「季節」「生年月日」「死亡日時」などを入れ替えるだけのお粗末なナレーションで、多くの宗教者が否定的に批判されたものだった。

大切なこと  NO 1729    2006-12-27

明日、関東から北は大荒れの天気だそう。天気予報で「爆弾低気圧」という言葉が出てきて<!?>した。24時間以内で24hPa以上の気圧低下があればそう呼ぶそうで、そんな急激な気圧変化が竜巻を発生させるような嵐となると解説していた。

自宅前の医院に自転車がいっぱい。猛烈に風邪が流行しているそうだが、我が家も妻が罹患。点滴を受け多くの薬を貰ってきた。

我が夫婦の風邪には対照的な特徴がある。私は食欲がなくても無理に食するが、妻は一切食さないから薬が服用出来ずに困ってしまう。

昨日も夜中に果物を一個食べただけと聞き、「何か無理にでも食べろ」と言ったら「カレーうどん」と返してきたが、そんな出前をしてくれる店がなく、無理を承知で近所の蕎麦屋さんに行ったら「持ち帰り出来るようにしてあげる」と対応くださった。

持ち帰ったら半分ぐらい食したみたいで、食後の薬を服用したら随分と症状が楽になったよう。蕎麦屋さんのご夫婦に「有り難う」と手を合わせた。

それから早めに銭湯へ行った。外は大雨ということからか、私の他にお客さんが1人だけ。しばらくして数人が入って来られたが、いつもと違って静かな入浴タイムとなった。

体重測定でびっくり。退院してから新記録、鏡を見ると醜いウェストが目立っていた。

学生時代に49キロ、結婚した時54キロ、2人の子供が幼稚園に通っていた30歳過ぎに禁煙したら68キロまで増え、そこで半年で喫煙することになった歴史もあるが、何やらこのままでは当時の記録をオーバーしてしまいそうな感じがする。

帰宅して新聞を読んでいたら、ある大手企業の記事が目に留まった。新しい事業展開がニュースとなって採り上げられていたのだが、過去に創業者ご夫妻、東京支社長、会長の奥様、専務の奥様の葬儀を担当した歴史があり、それぞれの方々の葬儀の光景を思い出していた。

そんなご仏縁に結ばれたのは、その会社の部長のお母様の葬儀がきっかけ。まだナレーションなんて発想がない時代、その方が毎日早朝に近くの橋の上を掃除されていたことを
近所の方から教えられ、ちょっとだけ語ったのが始まりだった。

当時は、お寺様に「ナレーション」という言葉さえ通じなかったのだから大変だった。「故人のご生前の素晴らしいエピソードを」ということでご許可をいただく苦労があったが、今は、それも懐かしい昔話になったよう。

ただ、無意味な美辞麗句を語るナレーションなんて止めるべき。「命」と「宗教」をテーマとして創作して欲しいのが私の願い。

あるお寺様だが、他社の場合にナレーションを一切許可されない。その方が私だけにお許しくださるのは「命」「宗教」と「過去」「現在」「未来」というテーマが組み込まれているからで、そこに両者に共通する葬送の意義が結ばれているからである。

今日の写真は「幸せ列車」の「小説 女将シリーズ」の今日の号で触れた「山葵」を。
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