2020-03-04

また生きたいけれど  NO 8728

気仙沼プラザホテル退院後の定期的な診察日に病院へ付き合った。診察を受ける前に採血を受けたが、その結果の事実にびっくり、「H」や「L」がいっぱいあるからで、もしもこれが私の採血検査の結果だったら、一気に貧血になって倒れていただろう。

昔から高血圧という持病があり、35歳から血圧降下剤を服用している私だが、循環器系の疾患で入院した体験もあり、定期的に採血検査を受けて来ているが、今日目にした妻のデーターは、それこそ衝撃的内容だった。

血液は嘘を付かない。正直に出ると言われているが、私も初めて目にするレベルだった。

主治医の先生が異動で次回から別の先生になると知ったが、若い女医さんに替わってどんな先生になるのだろう。次回の予約を入れて診察室を出たが、窓口の前に血圧を計測できる器材があったので確認してみたら、脈拍が高かったので妻の採血検査の結果が影響しているのかも知れない。

動きが遅いのでイライラしてしまう。横断歩道を渡り切って後方を見たら、赤信号になっているのに中央分離帯の所にいる。何台かの通行する車の人達に迷惑を掛けたが、こんな調子で齢を重ねるなんて最悪である。

昼食時に「温泉にも行けない」と不満を伝えたら「行ったらいいでしょう」と返された。新型肺炎の流行で全国的に動きが止ってしまっているが、収束する頃には通常歩行が可能となっているのだろうかと気に掛かる。

病院の中もピリピリする緊張感があった。スタッフの方々全員がマスクをされていたし、外来の方達も誰もがマスク姿だったが、我々2人は何処でも売り切れていて買えずにおり、周囲の方々から白い目で見られたような気がした。

妻が入院をした12月の初めには病院内にあるローソンでも棚にいっぱい並んでいたが、今は何処でもそのコーナーの棚には何も置かれていない状況となっている。

全国各地に友人である同業者の存在があるが、その地で感染者が出たニュースを見ると大丈夫だろうかと心配になる。通夜や葬儀の空間で感染問題になれば大変である。手洗いの消毒液の準備程度しか出来ないだろうが、願うは感染者が参列されないことで、濃厚接触者に進展すれば最悪となる。

今日の朝刊に旅行のCMがあった。九州の別府と杖立温泉を利用する行程だったが、往復をグリーン車利用という企画だった。

杖立温泉では「びぜんや」に宿泊することになっていたが、過去にこの旅館に宿泊したことがあり、本館を挟んで熊本館と大分館があり、廊下の途中に県境の線が敷かれ、びっくりしたことを憶えている。

この時は、熊本県の小岱山のゴルフ場と阿蘇の大津カントリーをラウンドし、黒川温泉の中を通って杖立温泉に宿泊、やまなみハイウェーで別府へ抜け、小倉を通って中国道を走行して帰阪していた。

それから5ヶ月後に脳梗塞で倒れたので、それが九州でのラウンドの最後となったが、当時は元気だったのでそんな病気になるなんて考えもしなかった。

病気によってゴルフも出来なくなったし、車の運転免許証も返納したので北海道の温泉を車で回る夢は叶わなくなったが、JRの「ジパング倶楽部」に入会し、何度も北海道を訪れているし、歩行が出来れば何とか行けると思っているので日々に歩くことに努めているが、ちょっとよぼよぼして来ているので困っている。

ある時、函館で宿泊し、「特急スーパー白鳥」で新青森へ行き、新幹線で八戸に移動して宿泊。次の日に新幹線で一ノ関からドラゴン線を利用して気仙沼へ立ち寄ったが、ホテルへ向かうタクシーの運転手さんが、ホテルのすぐ近くで工事中の建物について教えてくれ、それが俳優の「渡辺謙さん」のカフェであることを知ったが、数日前の記事で渡辺謙さんがカフェで対応されている写真が掲載され、その時のことを懐かしく思い出した。

今日の写真はその時に宿泊した気仙沼プラザホテルだが、「アワビのステーキ」と「フカヒレ料理」がセットされますと言われたが、どちらも苦手なので卵料理にして貰ったら、「旗を指したらお子様ランチみたい」と妻に笑われた。
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