2020-02-01

後悔の公開  NO 8698

高速フェリー ナッチャン2年前の秋に秋田から青森へ走る観光列車を利用したが、大阪を出発する日の早朝にフローリングの床の上にあったビニールのゴミ袋で滑って転倒し、腰より少し上に激痛が走り、目から星のような光が見えたのだからかなりの衝撃で、鎮痛剤で何とか過ごしていたが、帰路の機内で気分が悪くなり、関西空港で降機すると同時に医院の先生に電話を入れて時間外診察をお願いした。

高額なタクシー料金は仕方がなかったが、その後に精密検査を受けたら圧迫骨折が判明し、今でも冷え込むと堪らないほどの痛みを感じる。

青森港から函館までは津軽海峡フェリーを利用したが、この航路で過去に就航していた高速フェリー「ナッチャン」に乗ろうと思っていたのに採算が取れないところから撤退してしまい、私の人生の後悔の一つとなっている。これはオヤジギャグなら「航海」と「公開」にもつながるが、その船体がそのままの塗装で台湾と中国を結ぶフェリーに転売されていたことを知った。

その時の函館には昼食だけしか立ち寄らなかったが、「特急スーパー北斗」で長万部で普通列車に乗り換え、ニセコの「紅葉音(あかばね)」で一泊、次の日は室蘭と苫小牧の友人達の車であちこちを観光し、登別の「花ゆら」に宿泊したが、ずっと激痛に堪えていた。

この北海道旅行の前に台風21号が襲来し、我が家の壁に大きな穴が開いて大変な被害となったが、その数日後の独り言で北海道のことに触れ、「地震が気になって仕方がない」ようなことを書いたら、その数時間後に大きな地震が発生したので驚いた出来事もあった。

今回の新型肺炎の対策として、帰国してくる人達を一時的に収容するのに大型フェリーの「はくおう」が活用されるニュースもあったが、「はくおう」は熊本地震でも活用されたし、前述の「ナッチャン」も東日本大震災の時に輸送船として活用されていたのをテレビのニュースで観たことを憶えている。

「はくおう」は兵庫県の相生港に着岸されていたが、関東方面に向かうような報道もあった。

北海道で知られた政治家の町村元官房長官に手紙を書いたら、数日後にご本人から「町村ですという電話があって「どちらの町村さんですか?」」と聞くと、「元官房長官の町村です」と言われたので驚いたのは言うまでもないが、私が書いた手紙の提案に賛同したので安倍総理にも伝えたと聞いたが、その提案が今も実現していないので寂しいし、町村氏も衆議院議長に就任された後にご逝去されてしまった。

私の提案というのは当時のアメリカ大統領の小浜市が「世界の警察的」な行動をしているなら、日本の外交は「世界の救急車」になるべきで、「病院船」「火葬船」も考えるべきだというものだった。

「はくおう」は94室が備わっているそうだが、最新の医療設備を有する病院船の存在は災害派遣にも役立つし、今回のような感染病が起きても役だった筈である。

中東へ調査という名目で自衛隊の艦船を行かせる行動よりも病院船の派遣の方がどれほど歓迎されたかは誰でも理解できる筈だが、安倍総理はそこまでのプロデュースは無理だったようだ。

過日に著名なジャーナリストと食事をした際、飛行機の「早割」があるなら、お通夜や葬儀で急に飛行機を利用する場合に「お通夜割引き」や「葬儀割引き」があってもよいのではと提案すると「空席を提供すると考えると割引きもあるべきですね」と賛同された。

お通夜や葬儀の証明は我々葬儀社が関わることも可能だし、会葬礼状で充当させるという発想もあるだろう。

今日の写真は高速フェリー「ナッチャンだが、中国語のHPを見ると「エグゼブティブクラス」「ビジネスクラス」「エコノミークラス」のことをそれぞれ「頭等艙」「商務艙」経済艙」となっていた。

航路から撤退した背景には驚くほど燃費が悪いことがあり、リッター8メートルというのだから信じられない。
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