2016-05-12

上梓を目指して  NO 4852

「幸せ列車」のコラムで「小説 女将シリーズ」を連載しており、現在は女将夫婦の真珠婚記念旅行をテーマにしてオーストラリアの旅を書いているが今日で「第⑫号」となっている。そんな中、連載「第⑦号」でカンタス航空「575便」と書くべきところを「757便」と間違って打ち込んでしまっていたことに気付いた。

ネットで「カンタス航空 575便」や「カンタス航空 718便」と検索すればトップページにシーンの「会長の独り言」がヒットするのだからびっくりだが、なぜそうなるかの現象の理由は不明で不思議である。

昼前に台湾で大きな地震が発生したニュースがあったが、夕方に熊本で「震度4」の余震が発生していた。

昨夜のテレビ番組で特集ニュースを観ていたら、深刻な熊本の農家の現実を報道していた。水に恵まれた熊本は「米作り」では知られる産地だが、今回の大きな地震で水田の畔に亀裂が入ったところが多く、水田に水を張ることが不可能な事態に陥っているからだ。

「今年の田植えは出来ない」と語っておられた農家の人の表情が寂しそうで、地震という自然の災害の現実を改めて垣間見たように思えた。

河川の堤防にも問題があると今日の朝刊に記事があった。あちこちで亀裂が発見されて大雨で増水すれば決壊の危険性が高まっていると書かれており、そんな雨が降らないことを願っている。

相変わらず親戚や友人達が避難生活を強いられている。家屋に「レッドカード」や「イエローカード」の判定が指摘されると最悪だが、まだ調査も行われていないということだった。

大分県の由布院温泉や熊本県の黒川温泉を宿泊で訪れる人が激減しているという報道もあった。宮崎県や鹿児島県の旅行者も少なくなっているらしいが、九州の観光産業の今後が深刻で心配である。

さて、3年ほど前から体調に異変を感じる部分がある。大病を患ったことから左半身の温覚と痛覚が麻痺しているので激痛は感じないが、もしも麻痺していなかったとしたら耐えられない症状なのではと思ってしまう。ネットの医学情報を調べていると、最も合致している病気は「すい臓がん」で、もしもそうだったら最悪ということになる。

友人や身内がこの病気で壮絶な闘病生活をして最後を迎えたことも知っているが、「肝臓」と「膵臓」は沈黙の臓器と言われ、症状を感じ始めた時には手遅れというケースが多い。

何度も入院した体験もあり、「生かされている」という思いをずっと抱いているので意外と気にせずに受け入れられるが、少し前から始めたことを急がなくてはならなくなった。

冒頭の「女将シリーズ」をまとめた書籍の発刊も予定しているが、半年前頃から別の長編小説に取り組んでいる。私がこの世を出立してから世に出るように考えていたが、友人に物語の内容を話すと存命中に発刊するべきと言われたからで、電子版、書籍のどちらになるかは未定だが、完成に向けて努力しようと思い始めた。

シナリオの参考にしたのはある大企業の御曹司がギャンブルで狂った事実、食材の偽装から閉業せざるを得なかった一流料亭、大塚家具の身内の訴訟問題。また最近のホリエモン氏の懲りていない発言などで、法律の専門家のアドバイスも貰いながら「背任」「横領」「有印文書偽造及び行使」から始まり、刑事告発からある中小企業に捜査が入り、予想もしなかった社員達に衝撃が走り、事件は脱税へと進展し、税理士事務所のスタッフの共謀もあり税理士事務所にも捜査が入りやがて決算書の事実を知りながら黙認していた税理士も法に抵触するところから公的資格の剥奪に至るというもので、主人公が全てを失った時に自身の愚かさを学ぶ設定にしている。

すでに書き終わっている稿の中には取引先達の不満や、退職して行った社員達の怒り、そしてイエスマンと化している社員達の内面や本心も描いているので面白いし、社員80名の老舗洋菓子店の後継者が勘違いから迎える現実の厳しさを描く物語なのでご期待を。

この世を出立するまでに「かたち」として残すつもりで私の最後の創作活動となるだろう。

今日の写真は徳川美術館の庭園に隣接する「宝善亭」での昼食を。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net