2016-09-28

振り返って  NO 4989

坊ちゃん列車今日「水曜日」はメールマガジン「まぐまぐブログ」の発信日。テーマは「人は物ではない」ということで、最近の変貌する葬儀のあり方に関する疑問に触れておいた。

「幸せ列車」の各駅停車のコーナーで毎日更新している「小説 女将シリーズ」の今日の号では「先代女将の三回忌」として供養として準備した「すや」の「栗きんとん」を話題にしておいた。

深いご仏縁に結ばれる広島県尾道市の「ピピ」の存在だが、女性社長が日々更新しているブログ「ピピの日記」にはびっくり。毎回携帯電話のカメラで撮影した写真が紹介されているからで、その内容がグローバルなので面白い。

新幹線の新尾道駅のすぐ前に彼女の会社の本社ビルがあり、これまでに何度か訪問したこともあるが、尾道の町は映画やドラマで採り上げられることも多いし、坂本龍馬と紀州藩との海難事故のやりとりでも知られている。

まだ行ったことがない「おのみち映画資料館」に行ってみたいが、次回に訪問した際には必ず立ち寄りたいと考えている。

JRの駅構内に設置されているパンフレットコーナーに尾道市街地観光案内地図があった。その片隅に「好きっぷライン」というレトロバスの案内があり、尾道駅から各観光地近くのバス停を巡回しているそうなので利用してみたい。

「瀬戸内しまなみ海道」で島々を通って四国の今治に行くことが出来るが、まだこのルートは行ったことはない。

随分昔だが、社員が大島出身で結婚式に招待され、今治のホテルで行われた披露宴に出席したが、その時に隣の席におられた町長さんから来島海峡のことについて説明を受け、ここで獲れる鯛が別格だとテーブルにいっぱいあった刺身を勧められたことを憶えている。

松山空港からレンタカーで行っていたので一滴もアルコールは飲まなかったが、松山に向かっている内に妻から道後温泉に一泊していこうかと提案され、何度か利用したことのある「ふなや」で宿泊をした。

道後温泉に初めて行った時は青春時代に友人と行ったものだった。あの有名な温泉に入った思い出も懐かしいが、友人が「贅沢しよう」ととお茶と浴衣で休憩出来る2階に上がった。その友人はそれから10年も経たない内に病気で亡くなってしまったのでショックだったが、入院していた事実を全く知らず、退院した彼から商店街で声を掛けられた時は余りにもやせてしまっていて誰か分からなかったほどだった。

70キロだった彼の体重は30キロ台まで落ちてしまっていた。病気は胃癌だったことを初めて教えて貰ったが、それから2週間後に容態が急変して亡くなってしまった。

人には人生に会って忘れられない人との出会いがあるが、知り合った以上別れがあるのは世の常だが、こんな別れは体験したくないものである。

「しみじみと心に残る出会いと別れの歌」という言葉を思い浮かべながら、彼のことを偲ぶことにする。

今日の写真は「坊ちゃん列車」を。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net