2016-09-21
バブルとバーチャル NO 4982
今日「水曜日」」メールマガジン「まぐまぐブログ」の送信日、テーマは何でもありのネット社会になって様々な業種にややこしい業者が出現し、結果的に泣かされている人達が増えている事例を書いておいた。
食べログにも問題を指摘する話題が出たし、ホテルや旅館の紹介ビジネスの増加に懸念を抱いた宿泊業者が自社のHPで「公式」という言葉を表記、お客様に直接予約をされたら特典を設定するケースも増えている。
我が葬祭業でもバーチャルな組織団体が業者紹介ビジネスを展開しているが。ネット世界での広告宣伝をツールとしながら勝手な想像で大きく見せているケースが多く、ネットの有する問題点を顕著に物語るような気がする。
一昨日の夜はずっと台風関連のニュースを観ていた。地震の被害で大変だった熊本や大分だが、大雨で避難を余儀なくされる地域が多く、親戚や友人達の在住する地域でも避難の情報が伝えられていた。
午前0時過ぎに鹿児島県大隅半島に上陸したと発表されていたが、本当に今年は台風に襲来と上陸が多い。
鹿児島県の枕崎付近の映像が紹介されていたが、猛烈な暴風雨で放送局から派遣されていたレポーターも建物の中から状況を伝えていた。
飛行機やフェリーの欠航が発表されていた。こんな暴風雨の中で運行すれば大変なことになるのは当たり前。こんな時は最悪の想定を考慮して早めに欠航を決断するのが交通機関の常識だろう。
連休だったのにスケジュール変更を強いられて大変だった方も多かっただろうが、今年の秋の旅行日程を組むのは難しいようである。
27年前に社会はバブルという問題で話題になった。今日の経済ニュースを観ていると不動産業界が完全なバブル状態になっているよう。黒田日銀総裁の会見も期待外れで、アベノミクスノ綻びを指摘する専門家も多い。
20世紀のバブル時代は今では信じられないことがいっぱいあった。友人が3000万円のゴルフの会員権を購入してメンバーになろうと考え、銀行に融資を申し込んだら「ご夫婦会員で申し込まれたら」と勧められたのだからびっくりだった。
新規オープンするゴルフ場を700万円で入会したら、会員権相場が混乱状態になって「8000万円で売って欲しい」と葉書が届いたので喫茶店で話題になったこともあった。
その喫茶店でゴルフ好きの人物がいた。入会しているゴルフ場の相場が「4000万円」の時だった。「まだまだ上がると思うから妻も入会させたよ」と言われたのだが、私は世の中がおかしくなっているからいつか正常になるように崩壊する危険性がある」と指摘。それから4か月後にその人物と会ったら「7000万円になっただろう」と得意げに話されていた。
それからしばらくしてバブル社会の崩壊が始まった。あんな時代を体験した人達が最近の傾向をどのように感じておられるだろうかと興味を覚える。
今日の写真はHPから拝借。東京郊外にある「小金井カントリー倶楽部」で、1937年にオープンした超名門コースだが、バブル期には4億円を超えていて話題になっていたことを憶えている。