2019-04-14

時刻表を見ながら  NO 8474

宮崎旅館熊本県の阿蘇山の規制が「1」から「2」になったニュースがあった。近い内に小規模の噴火が予想されるそうで、古い昔に起きてカルデラを形成することになったような大噴火が起きないことを願っている。

数年前、夫婦で佐賀県の武雄温泉に行ったことがあるが、広島駅から乗車して同行する友人がいたので列車の時間と号車、席番号を電話で連絡することになっていたが、寺田町駅のみどりの窓口で朝なのに午後3時台「さくら」しか空席がないことを知ってびっくり。仕方なくチケットを購入して電話で知らせたら驚いていたが、時間が余るので阿倍野で映画を観ることにして「高倉健さん」主演の「あなたへ」を観た。

やがて「さくら」に乗って広島駅で合流したが、新鳥栖駅で「特急 みどり」に乗り換えた時は暗くなっており、武雄温泉駅に到着前に真っ暗になってしまった。

宿泊した旅館は「東洋館」で、宮本武蔵にゆかりあることで知られており、五輪書の構想を練ったところと知って印象に残っている。

地元の友人が料理屋さんで夕食を用意してくれていたが、最後に出てきた「お寿司」にびっくり、病的な偏食の多い私のために「ネタ」の全てが野菜だったからだ。

旅館に戻ってテレビでニュースを観ていたら、阿蘇山の噴火で熊本空港が閉鎖されて新幹線に流れた事態を理解することになったが、寺田町駅の窓口で「満席です」と言われ続けていた原因が阿蘇山の噴火だったことを知り、自然の恐ろしさを再認識した体験だった。

因みに何かの雑誌で遠い昔の阿蘇山の噴火について知ったが、火砕流が周防灘を越えて山口県に及んでいたことに衝撃を受け、もしも同じレベルの大噴火が発生すれば10分で九州全域が廃墟となるとしてきされていたのでゾッとした。

島原の普賢岳
の噴火時に荒尾の友人の葬儀式場に立ち寄り、1時間で黒い車体が真っ白になって驚いたが、有明海を越えて火山灰が到達していたことになる。

九州での講演前日に雲仙の宮崎旅館に行き宿泊するが、雲仙岳も阿蘇山も噴火しないことを祈っている。

前号で多比良から長州港へ渡る航路のことを書いたが、島原外港からは熊本新港以外にも航路があることが判明し、この三池港行きも選択肢の一つとして調べている。

講演終了後は会食に出席しなければならないようで、妻や友人達は別会場で会食となり、そのホテルで宿泊することになるが、次の日の朝食後にどうするかも考えないと行けないので困っている。

柳川の鰻料理も3回行ったことがあるし、太宰府天満宮も数回参拝しているので別のコースを考えたいが、久留米から「特急ゆふいんの森」で大分や別府に回って日豊本線経由で小倉に出る行程もあるが、数年前に宇佐駅から豊後高田市にある「昭和の町」に行ったこともあり、大分から豊肥本線で「豊後竹田」に行き、「荒城の月」のモチーフになった岡城址に立ち寄った 
り、炭酸泉で有名な長湯温泉の「ラムネ館」で日帰り入浴するのも面白いし、別府からフェリーで帰阪するのも候補として考えている。

豊肥本線は熊本地震の被害で「肥後大津駅」から阿蘇の区間で不通になっており、今年中の開通は難しいそうで代行バスが運転されているが、この不通区間がなければ熊本駅回りの行程が組めるので残念である。

まだ16000人以上の方々が仮設住宅での生活を余儀なくされているそうだが、大きな被害を受けた友人宅や親戚の家のことを思い出す。

私の身体は大病を患ってから障害者となった。左足の膝から下が南極の海に入れているように冷たく感じ、電気毛布とアンカか欠かせないが、温泉で温めることが最上の至福時間となる。過去に宿泊した旅館でアンカをお願いしたら、「湯たんぽ」を準備してくれたこともあった。

杖を手にフラフラしながら歩行するが、階段でも手摺りがあれば大丈夫で、目が不自由になっているので躓かないように気を付けなければならず、1月に白馬へ行った際に「特急サンダーバード」が金沢駅に到着した際、列車とホームの段差が大きくとれそうになったし、白馬のホテルのロビーから降りる階段で転倒して座っていた多くの外国人から「オー・マイゴッド!」と驚かれた光景を思い出す。

今日の写真は「宮崎旅館」のHPから拝借を。皇室のご利用だけではなく、「美空ひばりさん」が長期静養されていたことでも知られている名旅館である。
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