2012-09-21

久し振りの再会  NO 3052


 今日「金曜日」は「幸せ列車」のメールマガジン送信日。今回はマイレージなど社会に増えたサービスポイントについてだが、一定の期限を過ぎると消滅するシステムが多く、交換したことがないので随分と損をした歴史がある。

 併せて過去に衝撃だった冠婚葬祭互助会のチラシについて触れていた。チラシの片隅に電話番号が記載された点線入りのサービス表示。葬儀式場の宣伝なのに、年内有効と期限付きなのでびっくり。今年中に亡くなりなさいと言っているようで信じられなかった。

 知人のご不幸がありお通夜の弔問に行った。親戚の方々が多いが弔問者も多かった。偶然に臨席に座られた女性にびっくり。数年前にグループでゴルフや旅行に行ったことのある方だったから。

  彼女の友人がオーナーというゴルフ場にご一緒した際のこと。そのゴルフ場は過去にセスナ機が不時着したことで知られるところだが、午前中のラウンドで ショートホールへ差し掛かった時、近くでテンガロンハット姿でユンボを操作して整地をされている人物がおられ、彼女に「来てたの!」と親しそうに声を掛け られ、その人がオーナだと知った。

 驚くことになったのは、昼食を済ませて後半の始まるティーグランドに行った時だった。前方からカートに乗られたテンガロンハットの人物が近付いて来られる。そして我々の横まで来ると「車まで行こう」とカートの助手席に乗るように手招きをされた。

後部座席には立派なタケノコが山ほど積まれている。コース内にある竹薮で我々のために掘られたそうで、駐車場の車のところまで行き、トランクにゴルフバッグが積めないほどいっぱいの産物を頂戴した。

その時に同伴プレーヤーだった方は80歳を超えられるある会社のオーナーで、杉原輝雄プロとご一緒に「100歳までゴルフをやろう会」を組織され、その会長をされていた人物だったが、それから杉原プロと同じ頃にご逝去されてしまったので寂しい限りだ。

  ここでゴルフの話題を離れて今日のお通夜ことを。導師を務められたお寺様は懇切丁寧に法儀を進められていた。ご読経を終えられると「写経」のひととひきに なり、弔問者の方々も初めて体験されることなので緊張されていたみたいだったが、皆さんが有り難いことだと手を合わされていた。

 故人の ご伴侶と弊社の専務の交友が深いが、その仲間の皆さんのお姿も多かった。かつて女性ばかりのバス旅行に、特急列車の一人旅で参加した時の方々もおられた。 かなりの積雪の中を100段以上の階段を上って露天風呂に行き、その途中の寒さに震えた懐かしい思い出が甦ってくるが、ホテルの料理がカニのフルコースと いうところから、カニが全く駄目という私だけ別の料理をお願いしたということもあった。

 そのホテルもそれから2ヶ月も経たない内に閉館となり、今では格安で知られるグループに変わっている。

 朝食時、露天風呂まで行くのに寒かったと話したら、仲居さんから「先に大浴場で温もってから行くところですよ」と言われたので後悔をした。

 こんな行動をしてしまった背景があった。それは最寄り駅から乗ったタクシーの運転手さんの言葉。行き先のホテル名を告げると「100段以上の階段ですが、露天風呂が有名ですから是非」と言われたから。

 利用したホテルや旅館が閉館したり経営者が変わってしまうことは寂しいこと。人生の思い出のページが塗り替えられるような心情にもなるが、我々葬祭業者はそれ以上の経営責任があると考えたい。

 今日の写真は、昨号の「大念仏寺」の本堂の入り口のところ。大阪府内で最大の木造建築物としても知られている。仏教宗派として歴史は古く、平成27年5月に開宗900年を迎えられる。

 ご本堂の南側に「瑞祥閣」というかなり大きな建物があり、ここで社葬などを何十回と担当させていただいたご仏縁もある。 
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