2012-06-01

ご仏縁の不思議  NO 2943


  承っているご葬儀の中に<!?>と感じるお客様があった。それはご当家のお名前と導師を務められるお寺様のことからだった。随分と昔の話、そのお寺様から 他区の檀家かさんのご葬儀の依頼を頂戴し、ご自宅に参上したら扉を開けてくださった女性の方にびっくり、中学校3年生の同級生だったからだ。

 通っていた中学校は地元の生野区ではなく、バスと電車に乗り継いで通う遠方だったが、彼女は結婚されてご当家に嫁がれていたこと知り、お寺様を交えて「ご仏縁に結ばれた」と話し合ったことを記憶している。

 スタッフに確認したらやはり地名も同じ。もう30年振りぐらいになるのだろうか。お通夜に行かなければと思っている。

  そんな同級生の中で印象に残っているのが日本道路公団からある大企業の役員に就任していた人物で、九州自動車道や四国の高速道路の責任者として活躍してい た歴史があり、九州自動車道の建設当時、林田温泉に宿泊した際、彼の勤務していた建設事務所に立ち寄ったら、「どの道路を通って来た?」と聞かれ、人吉か らえびのを走って来たと伝えると「ループ橋があっただろう。あれも携わったよ」と教えてくれて驚いたこともあった。

 さて、町を歩いていると「猫を貰ってください」というポスターが貼られ、風格の感じる白い猫の写真があった。これを妻が見掛けたら大変。また我が家の扶養ファミリーが増える危険性があるので、早く貰い手が見つかることを願っている。

 その猫の里親探しに至ったのは子供さんの誕生からだそうで、猫アレルギーの問題からの仕方ない行動という事情も書かれていた。

  我が家は30年以上前から猫を飼っており、現在は一匹だけでが、3匹がウロウロしている時代もあったので「猫アレルギー」の問題はないと思っていたが、 4ヶ月間の入院を余儀なくされた退院後、すぐにその症状に陥り、診察を受けた医師から「猫アレルギーの可能性が高い」と診断され、処方された薬を服用した らすぐに治まった。

 病院は清潔なところ。そんなところで生活をしていたら汚れた環境に弱くなるのかもしれないが、随分昔に「子供が生まれたら銭湯へ連れて行くべき」と解説していた医師の言葉を思い出す出来事だった。

 我が大阪や京都、兵庫で「風疹」の流行問題が浮上している。過去に接種を受けなかった時代があり、現在30代から40代の人達の罹患が多いよう。つまりは「免疫」という
問題が表面化したようだが、拡大が収まることを願っている。

 歌手の「尾崎紀世彦」さんのご訃報を知った。忘れられないのは彼が歌って大ヒットした「また逢う日まで」だが、その豊かな声量と高度な歌唱力の素晴らしさに驚嘆したもので、日本人離れしたフィーリングに拍手を贈り、お心安らかなることを願って手を合わす。

 壮絶な闘病生活をなさっておられたようだが、こんな仕事をしていると、ご遺族から拝聴する晩節の状況から「病と寿命」が異なる事実を学んだうえに、自身が何回も入院した歴史もあり、まさに実感している昨今である。

 さて、今日「金曜日」は「幸せ列車」のメールマガジン発信日。今号のタイトルは「切られたネクタイ」で、お棺の中に収められた一本のネクタイに秘められた出来事が書かれている。

 そんな「幸せ列車」の中に「特別幸せ列車」と題するコラムがあった。それは、JR九州から発表された豪華列車についてで、7両の内ラウンジカーと食堂車を除く5両が客室車両で、定員が28名に限定されているというものだった。

 来年の秋から運転されるそうだが、3泊4日のコースでデラックスに利用すれば、55万円も要するそうで垂涎の世界。ただネットの中の夢で楽しむことになるだろう。

  それにしても「かめかむか」さんのコラムの内容には感服する。過日に100歳の大往生を迎えられた映画監督についても秀逸だが、リーダーの素質として「罪 の意識」が重要である分析に興味を抱いた。最近に起きている大きな事故の全てに当て嵌めれば、経営者が「人の命」や「法の遵守」を重んじていれば防げてい たかもしれないと思える。

昔から心配性の私だが、そんなところからすると、いつも最悪のことを想定していたのだからよかったのかもしれな い。スタッフに教えて来た言葉に「?」「if」「羞恥心」の三つがあるが、「いつもこれでいいの?」「もしもと考えることがプロ」「プロなら恥ずかしいこ とをするな」ということになり、弊社の企業理念の一つとして伝承して欲しいものである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net