2002-04-10

日本トータライフ協会の認識

最近、弊社が加盟する日本トータライフ協会では、コラムが大流行。

この「独り言」がそうであるように、 その発端は昨年12月初旬に構築されたメンバー専用掲示板。ここで始まった書き込み内容は信じられない世界で、仕入先である担当セールスや取引先の銀行マ ン達にも何度か見せたことがあるが、全員がカルチャーショックを受けるレベルであると評価されている。

その一部をコラムという「かたち」でオープン化したものが「コラム 有為転変」で、今や多くのファンの存在が生まれ、お電話、メール、お手紙などを頂戴するに至っており、メンバー意識の向上に相乗効果を与えていただいている。
 
「有 為転変」への爆発的なアクセス数に触発され、この「独り言」が始まった訳であるが、過日に紹介させていただいたように高知県の「おかざき葬儀社」さんも始 められ、大きな話題を呼んでいるところから、全国に点在するメンバー達にホームページのリニューアル行動が起き、数社がコラムの発信を予定されているそう である。
 
毎日発信すること、それは大変な作業であるが、掲示板に入信してくるメンバー達の筆力と感性を見ていると、この「独り言」など恥ずかしくて発信出来ないというレベルが10人ぐらいは存在している。
 
そんな嬉しい出来事の裏側で、困った問題も発生していることも事実である。

「有為転変」や「独り言」の影響からか、協会加盟を希望される葬祭業者さんが予想以上に多くなってきたことである。

協 会加盟の条件は厳しく、企業理念、経営者の信念などが重要視され、最終的には理事会承認となっているが、理事長を担当している弊社に対して、全国に共通す る大手仕入れ業者さんのルートからの打診が多く、お断りをするのに苦労を強いられているが、どうしてご自分で行動されないのだろうかと疑問も抱いている。

協 会は、お客様のご満足を指針し、葬祭業界の文化向上を理念とする共有団体であり、夢や癒しの追究ということからすると「自己研鑽」の場であり、入会したか らこのオリジナルサービスが活用出来るというような団体ではないことだけはご理解いただきたいところで、知的所有権に帰属する様々なサービス構築は、今後 にもいくつも提案されていくだろうが、「ホスピタリティ」という言葉の意味をご理解いただける業者さんには、門戸を広げる考え方がメンバーの一部に生まれ つつある。
 
今年の始めに、ある地方の大手葬祭業者さんが来社され、入会希望を懇願されたことがあったが、「協会は、恐るべきパワーを秘 めておられる。隣接する競合業者が入会されると致命的な影響を受けてしまいます。だから大阪までやって来ました」とのお言葉には衝撃を受け、ご鄭重にお引 取りを願ったが、ビジネス戦略として協会活動を捉えておられることに対して、残念で淋しい思いを抱いたものである。

現在、多くの業者さん のオファーを頂戴しているが、ビジネス第1主義という経営理念は、協会加盟の求められる前に意識改革を願わなければなりません。今後の葬祭業、それは、 「愛」「と「癒し」がキーワードになり、社会賛同と社会歓迎されるサービス提供が重要視されてきます。

ホテル葬、音楽葬、お別れ会、偲ぶ 会、無宗教葬などのノウハウ、ソフト入手への最短の近道、それは「協会加盟だ」という言葉が流れていますが、メンバー掲示板で論議されている内容には、 「死」「儀式」「儀礼学」「葬祭心理学」「宗教学」「司会学」「演出学」「人間学」「葬祭哲学」「プロデュース学」などの文字が飛び交い、宗教に基く葬送 の原点の研鑽も重要視されています。

「新しき変革」のためには「古きを知る」、このことだけは大切に学んで参りたいと心いたしております。

  偉そうなこと・・・ご海容くださいませ
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