2014-03-26

知らなかったこと  NO 3589


入会しているJR「ジパング倶楽部」から届いた今月号の情報誌を開くと、今月初めに行った「鞆の浦」の紹介があり、その中で高台にある「福善寺」からの眺望を「日東第一形勝(日本一の眺め)」と絶賛した「朝鮮通信使」のことが掲載されていた。

当時の光景を描いた絵も実際に目にして来たが、深いご仏縁に結ばれるお寺で「朝鮮通信使」の慰霊祭が行われて司会を担当した思い出もあるので一入感慨深い体験でもあった。

坂 本龍馬の「いろは丸」事件について過日の「シーン 会長のコラム」のブログに書いたので省くが、鞆の浦には日本一の高さと言われる「常夜燈」があるし、船 に積載に関して積み下ろす際に利用する階段状の「石段・雁木」が200メートルもあるので、これも日本一だそうである。

神戸、長崎、函館と並んで坂道で知られる尾道だが、参拝して来た「千光寺」の公園には「文学のこみち」と呼ばれる散策道があり、かの正岡子規が「のどかさや 小山つづきに塔二つ」と詠まれた歴史もある。

そんな情報誌から「林芙美子」が少女時代の6年間を過ごした事実や、「志賀直哉」も居を構えていたことも知った。

お すすめの旅行案内のとしてプレミアムジパングのコーナーに「鯛料理に舌鼓」というタイトルで、ユニークなネーミングのホテルが紹介されていた。ちょっと高 額なので我々庶民には程遠いが、「汀亭 遠音近音」で「みぎわてい をちこち」と読むものだが、「遠近」で「おちこち」と読むのは知っていたが、「音」の 文字を加える発想が面白いと感じた。

何度か宿泊体験のある三重県鳥羽の「シーサイドホテル」にも「汀館」というネーミングがあったことを 憶えているが、上述の企画を利用すると「今が旬!ジパング倶楽部特別メニュー」「国宝の明王院五重塔特別公開」「鯛網記念品として鯛豆ちくわ」の3点が特 典としてセットされていたが、旅行代金が「59800円から86800円」となっており、1名一室設定と案内されていた。

格安航空会社や格安旅館が潮流となっているが、団塊世代へのアンケート調査の結果によると利用するパーセンテージが想像以上に低いようで、偶に行くのだから「ゆったり」「のんびり」という「ゆとり」を重視しているみたいだ。

交通機関も単なる移動手段ではないという考え方の人も多いようで、「安かったらよい」ということに抵抗感を覚える人達が世の中に存在しているのの事実で、羨ましい限りである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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