2017-02-09

思い出話し  NO 5975

高速船 オーシャンアロー昨日に久し振りに更新したが「幸せ列車」の「小説 女将シリーズ」やメールマガジンはもう少し休載とさせていただきたい。

いよいよ目が不自由になっており、この原稿も隻眼でぼやっと涙目という状態なので大変である。近い将来にどうなるか心配だが、何とか努力を続けたいと思っている。

前号で特別なサプリメントを宅配で送ってくれた友人のことに触れたが、同封されていた中に湯船の中に入れる鉱石「ブラックシリカ」も入っていた。これは遠赤外線を発する自然鉱石で、お気に入りの函館の湯の川温泉「竹馬新葉亭」の大浴場にもあったと記憶している。

数日前に人気の「温泉入浴剤」を買って来たが、昨日は「嬉野温泉」を入れた。雲仙から長崎へ行き、昼食を済ませてからバスで向かったのが嬉野温泉だったが、この温泉には妻が忘れられない思い出があった。

数年前に久留米のお寺に団参をした際に宿泊した温泉地だが、その後に妻が妹と出掛けたことをこの「独り言」にかいたら、ご仏縁に結ばれる佐賀県の僧籍のある人物がわざわざ訪問してくれてお土産を頂戴して恐縮した出来事があったからだ。

彼には2年前の秋に武雄温泉に夫婦で招待してくれたことがあり、その時に如何にも彼らしい人柄を感じる対応をして貰ったこともあり、今回の帰路は武雄温泉から「特急 みどり」を利用するのでスケジュールが合えば駅で再会をとメールを送っておいた。

前回のこともあるので雲仙の宮崎旅館に宿泊することは伝えたが、嬉野温泉のことは秘密にしていた。

長崎駅から嬉野温泉に向かう高速バスを利用したが、待ち時間が2時間近くあったので観光もせずに待合所の椅子で過ごし、出発時間の10分前に発車場所に向かったが、これが階段を下りて地下を通って階段を上がるという予想外の難関。大きな荷物やお土産品の入った手提げ袋もあるのでどうするかと考えていたら、「気付かなくてごめんなさい。私がお持ちします」と若い女性の方が親切に運んでくれた。

我が国はこんな素晴らしい行動をしてくれる人物がいた事実に感動することになったが、今回の温泉の旅で忘れられない出来事となった。

バスが嬉野バスセンタ―に到着。まずはネットで調べておいた湯豆腐の店へ行った。この温泉地の湯豆腐は有名で、温泉の湯を用いているという特徴がある。

美味しくいただいて店主の方に旅館の場所を教えて貰って向かった。歩いて5分程で予約していた旅館に着いた。

表側からは想像出来ない奥行きのある敷地に建てられた和風旅館だが、1階の奥の方にある露天風呂のある「梅が枝の間」に案内された。

病的な程の偏食のある私は会席料理が苦手。ネットで「女将お勧め」のすき焼きを選択していたが、部屋に換気扇の設備がなかったので庭側のガラス扉を少し開けて夕食をすることになった。

露天風呂には3回入ったが、名湯として知られる嬉野温泉らしさを感じることが出来た。

次の日、バスセンターから路線バスで武雄温泉駅へ向かった。所用時間は30分程。駅の待合室にいると彼がやって来てくれ車で和風の洒落た店に連れて行って貰った。

「嬉野温泉は何処の旅館に?」と聞かれて宿泊した旅館名を明かしたら、「お檀家さんでお参りに行っており、女将さんもよく存じています」と言われてびっくり。世の中は狭いものだと実感した。

彼は、この「独り言」を休載していたのでかなり体調が悪いと思っていたらしいが、激痛が症状と伝えて理解して貰い「思っていたよりお元気だったのでホッとしました」とメールが届いていた。

平山温泉、雲仙温泉、嬉野温泉と3泊の旅だったが、また次の旅を考えたいところである。

今日の写真は熊本新港から島原下港まで乗船した高速フェリーの内部を。
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